2512年12月1日
表向きの戦争は終息しつつあるようだ。
先程受けた報告によると残る国家は2つ。企業は42。残った国家はアメリカと中国。
しかし、この程度は誰もが予想できた事だろう。私はもっと最悪の事態を想定している。
大国同士の戦いの勝者は恐らくどちらでもない。2つの大国は共に倒れ、表の戦争は終結を迎える。
国家間交渉を入れ、世界をアメリカと中国と二分にし戦争を終結させる。という話もある。
だが、これは表の情勢だけしか知らない者達の「夢物語」で、実際には有り得ない。
民意を聞くつもりなど無いはずだ。
もはや戦争をしているのは国ではない・・・・。
アメリカと中国に付いている企業の戦争なのだ。
分かり易く言ってしまえば国家解体戦争など、とうに終結している。
企業連はなにがなんでもこの2つの国を潰すつもりだ。
そして国が全て無くなった時、企業連はこう終結宣言するだろう。
「国同士の身勝手な戦争により我々は多くの物を失った。もう国は必要ない。我々がこの世界を導くのだ」と-。
そうなれば戦争を知っている者達は二度と国家という枠組みを作ろうとはしない。
企業連は表では戦争を終結させた英雄達として語り継がれる。
そして企業が新たな「国」となり、裏から全てを操作する。
そんな愚かな時代がくるだろう。
旧日本
暁工業社長
暁 光破