六 百 八 十 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

愚 者 的 電  遊 戯 館 6
~ド ル ア ー ガ の 塔~



学業不振ながらもなんとか公立高校へ進学することができた。
それに伴い小遣いも若干増えたが、ゲームソフトを購入するには程遠い・・・
本屋でゲーム雑誌を立ち読みし、新作情報を仕入れると、それを目標に節約生活に勤しむ。

昼食代として500円もらったときは、メシを食わずに階段の踊り場に座ってやり過ごした。
晴れの日はチャリ通学だったが、雨の日はバス代が家計から支給された。
もちろん帰宅時が晴れだったら、片道6キロを歩いて帰るのも散歩みたいなモノ・・・
そんな感じでカネを貯め、高校一学期末までに2~3本のソフトを手に入れた。 


そして高1の夏休み・・・
2~4年に一度、母親の実家に遊びに行く行事がある。
母親は東京都町田市出身、いとこの兄様は愚者を可愛がってくれた。
カブトムシが採れる場所に案内してくれたり、スーパーカーのプラモデルを買ってくれたり・・・

しかし、高1の夏は家に残ることにした。

父  「1万円置いていく。帰ってくるまでコレで賄え」
愚者 「うん・・・」



1万円!!大金じゃん!!
家族を乗せたクルマが出て30分後、1万円を財布に入れ、いつものデパートへと向かった。
目当てはこれだ!!  



【ドルアーガの塔】
留守中の生活費の半分が一気に・・・(笑)
このゲームは攻略本なしでクリアするのは不可能なので、攻略本も買って帰宅した。
うるさいヤツ等はいない!!(嬉)
さっそく居間に14型テレビとラジカセを持ち込み、篭る準備完了!
夕方過ぎに向かいに住んでいる後輩(中2)が遊びにきて、あーだこーだ言いながら・・・

ただゲーム画面ばかり見てるのもアレなのでテレビをつけてみると、飛行機墜落に関する特別報道番組が流れていた。

昭和60年8月12日・・・

心細かったので後輩に無理やり泊まってもらったら、後輩が延々と遊び続け、先にクリアしてしまった。  



つ づ く