六 百 二 十 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

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タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

巨 樹 ・ 古 木 探  記  3
~高 田 松 原~



太平洋側へと気ままにハンドルを切るドライブ。
カーナビの広域地図は岩手県の南端の輪郭を映し出していた。
このまま岩手県を突っ切ってしまおう・・・

途中で「奇跡の一本松 ↑→」と書かれた看板を見つけた。
TVでよく報道されてたやつだ。冥土の土産を集めるつもりで見に行ってみよう。


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レールはないがバス輸送の臨時駅だ。
国道45号をはさんで向こう側にお土産屋と駐車場がある。
お目にかかるには、駐車場から結構歩かないとダメらしい。
ラバーソールの靴紐を結んで、奇跡の一本松を目指す・・・


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「徒歩10分」という看板が出てた。
きっと幼児や高齢者を基準にしているんだろう。
普段から若干早歩きなのに加え、ワクワク感も手伝ってか、重いはずの靴が軽快に動く。


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震災前は「高田松原」という岩手県を代表する景勝地だったらしい。
元々どんな風景が広がっていたのか、愚者にはわからない。
そして・・・この松が残っていなければ、ココを訪れることもなかっただろう。


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植物としての役目は完全に終わっているが、モニュメントとして保存するために、先端部を切断して防腐処理が施されている。
下の建物はユースホステル。休業中に津波の被害にあったようだ。

そういえば、お土産屋が気になる。
少し覗いてみよう。



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店員   「私のところは家も店もカメラも全部流されちゃってね~」
愚者   「カメラ? ?」
店員   「もしよかったら何か買っていってよ」


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愚者   「う~ん。そうね~ じゃコレ一つ戴こうかしら。」
店員   「実際に流された材木から作られたモノなんだよ。林業関係者を直接支援できるんだ。」
愚者   「また来ますわよ。ご機嫌うるわしゅ~」