五 百 九 十 四 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

 ッ ク ン ロ ー ル は 鳴 り 止 ま な い っ  23
~2 泊 3 日 の 東 京 遠 征~




~前回までのあらすじ~
4人ともまともに寝てない状態・・・その状態で約700キロの運転はキツい。
土地勘があるケイゴには、もう少しだけ運転を頑張ってもらおう。



姉からクルマを借りるには条件があった。
「出稼ぎに出ている義兄を拾ってくること」だ。
午前7時頃、待ち合わせの場所に上下ジャージにサンダルの義兄が座っていた。
義兄の本業はバスの運転手。帰りの運転は全て担当してくれるという。


ヒロミツ  「最初のサービスエリアで一旦停めるはんでが、オメんどション○ンして寝なが!」

助手席で最後の東京見物をしながら、ビデオカメラを回した。
ディーゼルの振動と朝日の心地よさから、少し目を閉じて・・・z z z


Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z

$愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・
愚者    「? ? ?」
ヒロミツ  「起ぎたな。 もうすぐ仙台だや。メシ食ねしていいんずな~?」

3列目まであるワゴン車。後ろを振り返るとマコトもケイゴもZ Z Z
3列目を陣取っているヤスユキは窓の外をぼんやり眺めている。


愚者   「どうよ?」
ヤスユキ 「全身筋肉痛だじゃ~(笑)」


長者原SAで休憩し簡単な食事を済ませると、後は一気に北上する。
車内では全員起きていたので、ヒロミツが高速道路にまつわるいくつかのトリビアを話してくれた。

ヒロミツ  「あの左側に見えてる山あるべ? もうちょいしたら消えるはんで見でなが。」
ヤスユキ  「んだ~(驚)」


車内の賑やかなノリの中、肘掛に頬杖をついて考え事をしてた。
・・・もう若くはないし、アレが絶頂期だろう。今回の遠征を自分のバンド活動の集大成にしよう・・・



つ づ く