四 百 三 十 一 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

ロ ッ ク ン ロ ー ル は 鳴 り 止 ま な い っ  6
~もう一度音出してみようか・・・~




~前回までのあらすじ~
マイPCを手に入れたがやることといえばネットくらい。たまたま入室したチャット部屋で弟の友人に遭遇して盛り上がる・・・



彼は高校時代からビジュアル系バンドで活動してて、ウチにもよく遊びに来てたから手の内は知っている。
「音出しましょうよ」にOK出して何日か後にアポ無しでうちに来た。

マコト 「どんなのやろうか?」
愚者  「パンクっぽいやつがいいな~」

とりあえず練習で黒夢のコピーから・・・練習場所は夜に会社の倉庫を借りよう。
この頃県外就職してた弟が地元に戻り、このユニットにドラムで参加。
弟の加入により、方向性が見えてきた。

メンバーの個性を無くすために登録名は任意3桁の数字、全員目出し帽。
お手本にしたのはスリップノットと猛毒・・・







正式に活動する前から、コンセプトに賛同した数名が集まった(笑)
ガールポップバンドでギターを弾いてるプロレスマニア、何年も前からウチに出入りしてた顔はいいのにダメ人間、ライブハウスで働いているプロ志向のギタリスト・・・




毎週の練習毎にオリジナル曲が数曲ずつ増えていった。
オケはマコトが自宅で録音してくる。それに愚者が歌を入れていく。
マコトはメディアの使い方が巧い。数曲集めたモノをCD-Rに焼いて音楽雑誌に投稿したり、地元FMのバンドコーナーに出演する交渉をしたり・・・

ラジオは深夜の10分枠でメンバーが騒いでいるだけ。全くノーチェックなので放送禁止用語連発(下系)
OA聞いた本人がドン引きするくらい連呼(笑)

音楽雑誌に投稿したモノは記事として小さく取り上げられた。
出版社には毎週何十枚ものデモが届くそうで、大半は聞かれずに葬られるらしい。
審査員が3名、2人に酷評されたが1人は絶賛。その方が猛毒のVOバカ社長だったので、テンションアップ。

愚者  「いつか社長と同じステージに立ってみたい・・・」

その願いが叶うまでそんなに時間はかからなかった。



つ づ く