2月22日に訪れた和歌山市にある釜山古墳群、続きです
↑1960年代の航空写真、国土地理院図より(赤い文字はふっき~が加筆)
今日アップするのは車駕之古址(しゃかのこし)古墳。
1960年代の写真からでも、古墳が削られて小さくなってることや、墳丘上が畑になってることがわかります
↑車駕之古址古墳、南西側より
かなり墳丘上が削られていたので、古墳保護のため、土がかぶせられています。
場所はこちら: 34.262944, 135.134576
↑車駕之古址古墳の解説板
築造当時は墳長86メートル、高さ8メートル(高さはどうしてわかったかな?)、前方部幅41メートル、前方部長さ35メートル、後円部径51メートル、2段築成、周濠を入れた総延長は120メートル、5世紀後半築造の前方後円墳。主体部は未発見。おそらく破壊されたものと思われます
↑車駕之古址古墳から見つかった金製の勾玉
長さ18ミリ、重さ1.6グラム。
このような極めて珍しい金製勾玉の発見により、住宅地化が阻止され和歌山市が土地を買い取り公有地へ→現在は公園となっています
↑前方部から後円部方向、右奥に釜山古墳が写ってます。
↑後円部から前方部方向
↑続いてこちらは茶臼山古墳跡
↑茶臼山古墳の解説板
墳長53~55メートル、5世紀中頃~後半築造の前方後円墳。
↑解説板横の道
1960年代の同じ場所は直線的な道しかないので、手前左端が「後円」部から「くびれ」部の位置を示すように道路が造られたようですね