埼玉県東松山市 古凍古墳群・根岸稲荷神社古墳 | 古墳探訪記

古墳探訪記

関東中心に古墳を巡っています。現存している古墳、削平してしまった古墳を含め、すべて写真で記録していきます。時々、神社や地形についても触れていきます。1000年以上も続いた古墳のある風景、後世に残していきたいものです。

古凍古墳群探訪、最後に訪れたのが根岸稲荷神社古墳です。

↑根岸稲荷神社古墳、南側より

 

 

 

車車で訪れる際は吉祥寺の駐車場を使うと便利です。

↑吉祥寺とカーシェアの軽自動車ハスラー

「吉祥寺」・・東京都武蔵野市にある「吉祥寺」でもなく、「吉祥寺」の街の名前の由来となった「吉祥寺」でもありません。寺社仏閣巡りや御朱印集めをしている方のブログをよく見かけますが、おそらくこの吉祥寺は、そんな方々が訪れることもない、ひっそりとしたお寺。

 

 

 

↑吉祥寺の南隣には八幡社もあります。

 

古墳時代の初期から中期にかけての墳丘は、よく段丘上に築かれます。

根岸神社古墳に行くには、西側に回って吉祥寺の裏参道から行く方法もあります。

 

 

 

↑吉祥寺裏参道

 

 

 

↑裏参道を入って左手、写真中央が根岸稲荷神社古墳

 

 

 

↑墳頂上の稲荷社

 

 

 

↑墳頂より西側の眺め、段丘上です。

 

 

 

↑根岸稲荷神社古墳、北側より

こちらより見ると「古墳」ということがよくわかります。後方部の一辺約20メートル、3世紀中頃もしくは4世紀初頃の前方後方墳。もし3世紀中頃の場合は、古墳としては最古級。「前方」部は失われています。

 

 

 

↑monta-mari さんのブログより、またもや拝借。

たぶん「古墳」に興味がないと、一気に下までスクロールされて、気にもされていないかもしれませんが(笑)前方後方墳の形状です。monta-mari さんのイラストだと右側が「前方」、左側が「後方」。前方後円墳の主体部(遺体が葬られている所)は、基本「後円」部。前方後方墳は、基本「後方」部。

 

 

 

↑南側より、失われた「前方」部は鳥居から右手にかけてあったそうです。

 

 

 

↑古墳由来のものかは不明ですが土師器の破片が転がってました

 

 

 

↑反対側