埼玉県東松山市 古凍古墳群かんべ塚古墳 | 古墳探訪記

古墳探訪記

関東中心に古墳を巡っています。現存している古墳、削平してしまった古墳を含め、すべて写真で記録していきます。時々、神社や地形についても触れていきます。1000年以上も続いた古墳のある風景、後世に残していきたいものです。

今日はせっかくの平日休みの日・・古墳探訪に行っても墳丘上の雪が溶けていなと思うので、出かけないで朝からブログを作成です。

 

1月16日、また東松山市に行ってきました。まだ見ていなかった古凍(ふるこおり)古墳群が目的。

古凍・・気になる地名です。律令制以後は国・郡・里制。律令制以前、「郡」は「評」と表記されていたとされ、「評」の読み方は「こおり」。この「評」由来の地名でしょうか・・。

 

古凍古墳群、群中で一番北にあるのが、かんべ塚古墳です。

↑かんべ塚古墳、北西側より

「かんべ」という名称も気になります。神社付属の部民「神戸(かんべ)」由来かな??

 

 

 

↑かんべ塚古墳、東側。建物側がとても削らています。

 

 

↑西側の道路側も、ボロボロ。かなり大きな円墳だったと思われます。

 

 

 

↑土師器の一番上、口の部分の破片と思われます。道路側には埴輪や土師器の破片が散らばっていました。

 

 

 

↑かんべ塚古墳、南側より。一番右側手前には小さな祠。元々墳丘上にあったものでしょうか?

奥に写っているのが、タイムズカーシェアでちょい借りした軽自動車ハスラー。ちなみにかんべ塚古墳の駐車場はありませんので、探訪の際はご注意を。

 

 

 

↑建物側の現状。主体部の保護が目的でブルーシートがかけられている訳でもなさそうです。

 

 

 

↑建物側にも、破片ありすぎ!と思うくらい転がっている埴輪の破片や土師器の破片。

 

 

 

↑古凍古墳群144号墳

かんべ塚古墳より300~400メートル南側。東松山市環境センター近くの工場敷地内に144号墳。墳頂だけ見えています。

 

 

 

↑下山9号墳、西側より

古凍144号墳が存在する工場と東松山市環境センターの間にある公園内。ここの公園には車駐車場があります。

 

 

 

↑下山9号墳、北側に回ろうとしたら、真下に水路が・・。

実は、ちゃんと調べて訪れてません。この墳丘を見かけた時、「これも古墳だよなー」と西側からの写真を撮りました。北側に回ろうとしたら、真下に水路!「あっ、これは古墳ではない・・」と苦笑いをしたのですが、家に帰ってから調べたところ、これも古墳ということが判明びっくり

墳丘の真ん中、真下に水路を作るって・・ガーン

古墳ではないと思ったので、北側からの写真は撮っていません。

 

 

 

↑古凍146号墳、東松山市環境センター南西側、草木でボーボー。