ずいぶん前に母が親戚からもらったシンビジウム。
家の中に置いておいては水やりを忘れてしまうと、庭へ出しっぱなしにされてから、何年経つことでしょう?
一度も植え替えられることなく、肥料をやられることもなく、放置されていたのに、気がついてみたら、根が鉢の中でビッシリはり、根の力で鉢の一部が割れてしまっていました。
あまりにも可哀想だから、そろそろ地植えしようと思ってからも、すでに数年が経過しています。
なのに、今年も健気に花を咲かせてくれました。
が、肥料が足りないせいか、花がどんどん緑っぽくなってきて、葉と色の違いがなくなってきたように思います。
今年こそ地植えしてあげたいと思う今日この頃。
さて、今日のナナイです。
先日、仕事から帰ると、珍しく食器を洗っている母。これまた珍しく私のこともすぐ認識して、
ナナイ:あ、パペルさん、何か食べたいモノがあったら、冷蔵庫に入れてあるから食べてちょうだい!
などと言っています。
その後、食卓をティッシュペーパーでふき始めました。
が、一度、これが始まると、延々とふき続けるので、早めに切り上げさせるべく
パペル:お母さん、そろそろ寝巻に着替える?
と言いつつ、寝室へ誘導して、パジャマへ着替えさせることに。
母の脱いだ服を受け取り、洋服掛けにかけて、パジャマを一枚ずつ手渡していると、洋服掛けを指さしつつ
ナナイ:その中で好きなのがあったら、どれでも着ていいからね。
などと言う母。「いえいえいえ、お母さんの女性のSサイズの服は、私にはとても入りませんよ!」と心でつぶやきながら
パペル:ありがとうでも、間に合ってるから、大丈夫。
と返す私。
パジャマに着替えた後は、メイクオフシートを渡して、自分で顔をふいてもらって、メイクを落とします。
すると、今度はメイクオフシートの入っている容器を指さして
ナナイ:それ、よかったら、食べてもいいわよ。
と。「いや、これは無理!食べ物じゃないし!」と思いつつ
パペル:ありがとう でも、今はお腹いっぱいだから、大丈夫だよ。
と何とかかわす私。
かくして、平和の内に眠りにつく母でありました。