2022年もあれよあれよという間に6月となりました。沖縄は5月4日頃、奄美は5月11日頃、梅雨入りしましたが、その他の地域では、平年より遅い6月10日以降とのこと。何れにしても、来週辺りから、徐々に雨の季節雨に入りそうです。

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さて、週末恒例のレシピです。

日曜日の朝はEテレをつけながら、朝食の支度をしたり、ウォーキングやサイクリングの準備をしているのですが、今年の3月まで8時55分~9時までの5分間だけ放送されていたのが「365日の献立日記」。

 


番組紹介にはこんなことが書かれています。

昭和の名脇役として知られる沢村貞子さんが26年半、毎日続けた「献立日記」。滋味あふれるお総菜に知恵と工夫がつまっている。その日記をもとにフードスタイリスト・飯島奈美さんが料理します。

沢村貞子さんの献立日記は、和紙のカレンダーなどでカバーをかけた大学ノートに自分で線を引いた簡単なもの。本当に献立のみが手書きされていて、分量はおろか、材料もはっきり分からないことも。

それをフードスタイリストの飯島奈美さんが色々と工夫して再現します。

ナレーション(?)は、鈴木保奈美さんです。

きっととってもお忙しかっただろうに、よくぞこれだけ丁寧に毎日3食+おやつまで手作りされたなぁ、と感服しきり。

それを再現する飯島さんのお料理もとっても美味しそうで、身支度の手をとめて思わず見とれてしまうこともしばしばありました。

残念ながら、この4月から放送日時が変わり、月曜日の午後0時40分~45分、再放送は木曜日の午後10時55分~11時と金曜日の午後3時25分~30分となってしまい、見られずじまいで、ちょこっとご無沙汰しています。

この番組で紹介されていたのが「ひらめのパピヨット」。初回放送日がまだコロナ禍が始まる前の2019年10月22日。はや2年7か月前になります。

上でご紹介したサイトの「過去のエピソード」のページに飛び、ずずずーと下の方にスクロールすると、登場します。

 

そこにはこんな↓ことが。

昭和43年10月8日は、気分が変わる「ひらめのパピヨット」。紙包み焼きだ。でも、ひらめ以外、何を包んだかは書かれていない。今回はにんじん、紫たまねぎ、トマトで彩りよく。包む前にバターで香ばしく焼く。沢村貞子さんが一番大切にしていたのは毎日の暮らし。寝て、起きて、食べて、読んで、考えて…。まわりの人たちと優しくいたわりあう生活。そのためにせっせと働くのだと。さあ、ホカホカの包みを開けば、至福の時間。

これを見た時から、ずっと作ってみたいと思っていたのですが、コロナ禍に突入し、あっという間に2年7か月が過ぎてしまった次第です。

パピヨットというくらいですから、本来は紙で包んで焼くもので、そんなレシピもありましたが、今回は飯島さんに倣い、アルミホイルで焼いてみました。

では、材料と作り方から。

 

【材料】(1~2人分)



 

●バター・・・10g~20g
●たらの切り身・・・2切れ(152g)


※今回は北海道産のたら(皮なし)を使いました。2切れで300円とお手頃価格。他の白身魚でも、背の青い魚でも、美味しくできると思います。

●にんにく・・・ひとかけ(スライス)
●塩・・・適量

●しめじ・・・半パック → ほぐしておく
●エリンギ・・・2本 → ひと口大に切っておく
●トマト・・・1個 → ひと口大に切っておく

●粗びき黒こしょう・・・適量


※今回はマコーミックのミックスペッパーを使いました。

●タイム・・・10ふり以上(お好みで)
●パセリ・・・10ふり以上(お好みで)


※お好きなハーブをお使い下さい。ハーブソルトをお持ちの方はそれをお使いになられてもgoodだと思います。

●白ワイン・・・50cc
●ピザ用ミックスチーズ・・・30g


※チーズがなければマヨネーズでも美味しくできると思います。

【作り方】

1) にんにくはスライスする。しめじはほくじておく。エリンギとトマトはひと口大に切っておく。

2) アルミホイルをグリル用のトレイに敷いて、バターを散らし、たらの身を置き、にんにくのスライス、塩、しめじ、エリンギ、トマトを載せ、粗びき黒こしょう、タイム、パセリをふり、白ワインを回しかけ、最後にピザ用ミックスチーズをちらして、アルミホイルでしっかり包んで魚焼きグリルに入れる。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3) 中火で30分ほど焼き、中を見て、チーズがとろけ、具材に火が通っていれば出来上がり。

 




 

※この日の前菜は、カプレーゼと葉物サラダときのこのガーリックバター炒めだったのですが、それを頂いている間も、火を消した魚焼きグリルの中に入っていたので、予熱が入ったと思います。

飯島さんはあらかじめ具材をフライパンで焼いてから最後の仕上げにアルミホイルに包んで焼かれていましたが、今回は最も簡単な方法で、と思い、生のまま、どんどん重ねていって、包み焼きにしました。

オーブンやオーブントースターでも、もちろん出来ますし、フライパンに水を少しだけ張って蒸し焼きみたいにされている方もおられます。お好みの方法でお試し下さい。

さて、お味の方は?びっくりするほど簡単なのに、とっても美味!ハーブの香りが食欲をそそり、胃にもたれない優しいお味。これならお子様からお年寄りまで、どなたのお口にも合うこと請け合いです。

この週末、もし魚の切り身がお安くなっていれば、是非お試し下さい!超おススメです!照れ