先週の土曜日はアメリカ同時多発テロ事件から20年経った記念的な日でした。
アフガニスタンからのアメリカやNATOを中心とする駐留部隊の撤収、それとほとんど時を同じくしたタリバンによる首都陥落と実権掌握で、この20年がアフガニスタンと世界にとっていったい何だったのか、振り返るような報道もされていました。
21世紀が始まって早々に起こった事件だっただけに、これからの100年を特徴づける出来事として、とても深く印象に残っています。
その後も地球温暖化に伴う気象変化、最も長い民主主義の歴史を持つ欧米での強権的なポピュリズムの台頭、そして、今回のパンデミック。この20年の間に21世紀を象徴するような出来事が次々と起こっています。
20世紀はしばしば「戦争の世紀」と呼ばれますが、21世紀は何の世紀と呼ばれるようになるのでしょう?
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さて、週末恒例のレシピです。
先週の土曜日にニューヨークにちなんだ料理を作ろう!という事で、探したところ見つけたのが「チキンディバン(Chicken Divan)」。
Wikipediaによれば、なんでも昔ニューヨークにあったChatham Hotelというホテル内のDivan Parisien Restaurantというレストランで出されたメニューだったのだとか。
いろんなレシピがあったのですが、日本の方が紹介されていたこちら↓のレシピが分かりやすかったので、試してみることに。
それでは、いつものように材料と作り方から。
【材料】
●ブロッコリー(小さめ)・・・2個
●鶏むね肉・・・約400g
●小麦粉・・・少々
●オリーブオイル・・・大さじ1
●アメリカンチェダーチーズ・・・約1/2カップ
●パン粉・・・1/2カップ
●バター・・・大さじ1
A
●クリームマッシュルーム(キャンベル)・・・1缶
●牛乳・・・1カップ
●マヨネーズ・・・1/2カップ
●ガランマサラ・・・小さじ1/2●レモン汁・・・小さじ1
【作り方】
1) ブロッコリーは洗って、切らずに耐熱容器に入れ、ラップして、大きめだったら、1個につき500Wで5分、小さめだったら、4分程度加熱してから、房に分け、耐熱容器に重ならないように敷き詰める。
※今回は小さめのを2個使ったので、それぞれ4分×2回、レンチンしました。
2) 鶏胸肉は薄くそぎ切りにして、小麦粉をはたき、フライパンにオリーブオイルを入れて、両面きつね色になるまで焼き、1)のブロッコリーの上に重ならないように乗せる。
3) Aの材料をボールに入れて、よく混ぜ合わせて、2)の上にかける。
4) チーズを削って、3)の上に乗せ、パン粉をふりかけ、バターを幾つかに千切ってのせる。
5) 180℃温めておいたオーブンに入れ30~40分焼けば出来上がり♪
今回は、珍しく?オリジナルレシピにかなり忠実に作りましたが、少し違うところを箇条書きにしてみますと・・・。
1) ブロッコリーのゆで方
オリジナルでは、房をわけてからゆでる、となっていますが、いつも私たちがやっている、丸のままレンジでチンしてからわける、という方法。私たち的には、この方が美味しくできる感じがします。
又、この方法だと、茎の皮がむきやすくなるので、茎まで使いやすい事。
手順としては、ゆでて、まずは房をわけてから、根元?の色の濃い外側の固い皮の部分と白っぽい柔らい中の部分の間に包丁を入れ、皮を先にむかって引っ張るようにすると、スルスルッと簡単にむけます。で、残った茎を包丁で、食べやすい大きさに切ればできあがり。これだと、茎まで美味しく食べられます。
気をつける点としては、ブロッコリーを少しさましてから、房に分けたり、皮をむいたりする事。でないと、アッチッチとなるので、ご注意を。
2) スープ缶の種類
オリジナルでは、「クリームオブチキン」となっていたのですが、最寄りのスーパーやKALDIで探したのですが、見つからず。KALDIで見つけた「クリームオブマッシュルーム」(日本ではクリームマッシュルームと書いてあります)を使いました。
というのも、別のレシピでは「クリームオブチキン」でも、「クリームオブマッシュルーム」でも、「クリームオブブロッコリー」でもいいと書いてあったので。
3) ガラムマサラ
オリジナルではカレー粉と書かれていたのですが、あいにく私たちのところにはカレー粉なるものがないので、同じようにいろんなスパイスが混ざっているガラムマサラを入れてみました。
4) 焼き時間
オリジナル通り、まずは180℃で40分加熱してみたのですが、ここのオーブンレンジは火力が弱い為に、焼き色がついていなかったので、温度を200℃に上げて、5分追加で加熱したところ、まずまずいい感じに。
グラタンっぽい料理なので、合わせるのはパンかな?と思いきや、サーブする時はご飯と一緒に!と書いてあったので、ご飯と一緒にいただきました。
さて、お味の方はと言うと?材料から想像していたよりも、意外に軽~い感じで、これ、美味しい!それに、意外にあっさりしてるね~!なんて言いながら、ドンドコいただけてしまいます(←私たちだけ?)。でも、きっとカロリーはかな~りありそうですから、食べすぎには注意が必要です!
キャンベルのスープ缶を使うとってもアメリカンなこのレシピ、故ニクソン大統領の娘さんが、大統領の56歳の誕生日にこの料理を作ってお祝いしてあげたのだとか。超簡単なのに、記念日のメインディッシュにもなる上、お子様のお口にも合うチキンディバン。お勧めです♪