毎度お馴染み、GRISさんからの贈り物『せいかつカレンダー』。5月の絵のタイトルは『母の日』。竹久夢二(1884年-1934年)、1930年の作品です。
絵の下にはこんな(↓)文章が。
―母の日、カーネーションをつけて教会へ。世界中の人がお母様の好きなこと、喜ぶことをする日です。
確かに小さい子供からお年寄りまで、皆、左側にある教会に向かって歩いています。
なぜか白い花と緑の草の生えた道よりも低い場所に教会が建っているようです。
女の子らしき子供が3人と男のらしき子供が2人。その内、3人は左胸に赤いカーネーションの花をつけているもよう。
一方、黄色い帽子をかぶって黄色いワンピースを着ている女性も、シルクハットを被って杖をついている男性も、茶色い帽子をかぶって黒いスーツを着ている男性も、皆、左胸に白いカーネーションの花をつけているようです。
白いカーネーションの花言葉は、「私の愛情は生きている」や「尊敬」で、亡くなった母親を偲んで贈るとされています。つまり、女性も、お年寄りも、男性も、皆、母親を亡くしているということに。
お年寄りの母親が亡くなっているのは頷けますが、まだ若そうに見える女性と男性の母親も亡くなっているというのは、アラカンの私達の母親達がまだ生きている現代から思うと、時代なのかも知れません。
皆さんのお母様はご健在ですか?母の日には何か贈られるご予定ですか?