毎度お馴染みGRISさんからの贈り物『せいかつカレンダー』。8月の絵のタイトルは『ゲベルベット』、武井武雄(1894 - 1983)、1927年の作品です。

帆船らしき舟に鬣(たてがみ)をなびかせ、帽子をかぶって制服を着たライオンが乗っています。服装からするとこれが船長さんのよう。

 

他には、セーラー服を着て望遠鏡を覗いている豚らしき姿や、マストにはられた綱にのぼっているサルに、同じく綱の上で昼寝している風のウサギも。

乗組員全員が動物のようです。

絵の下にはこんな文章が。

ライオンのゲベルベットが世界一周の旅に出ました。

なるほど、このライオンはゲベルベットというお名前。船出したのはどこの港でしょうか?ライオンだから、アフリカのどこか?でも、豚はアフリカにいそうでないので、他の港から乗り込んだのでしょうか?

最初は帆船だと思っていたのですが、よく見ると、煙突らしきものや外輪らしきものがついているので、動力がついているのかも?この船で世界一周するには何か月?否、何年かかるのでしょう?


今や世界中が新型コロナ第2波に見舞われています。安心して世界一周ができるようになるには、いったいどのぐらいの時間がかかるでしょうか?

 

ちなみに、上の画像(↑)では分かりづらいかも知れませんが、船体には「Bon Jour」「Good Morning」「Bon Voyage」「LION」「BOY」「ABCDEFG」「ゴキゲンヨウ」という言葉やアルファベット、「2+5=7」「1-1=0」などの数式、「猫」「ねずみ」「へのへのもへじ」「魚」「ハート」の絵などが落書き風に描かれています。これも船長をはじめとする乗組員達の仕業?