西麻布の交差点からすぐのところにある隠れ家風のお鮨屋さん 鮓 有無へ。
以前ランチで伺って、とても美味しかったので、再訪しました。
大将が笑顔で出迎えてくださいました。
ディナーお任せコース(25300円)を頂きました。
而今の特別純米で乾杯。
爽やかな香り、酸味と旨味のバランスの良いお酒です。
<穴子の稚魚 のれそれ>
つるんとした食感が楽しい。
ポン酢と花穂紫蘇で頂きます。
この後使うネタを見せてくださいました。
美しくビジュアルで美味しいのがわかりますよね。
<鹿児島県のヤイトハタ>
ハタは直前に湯引きしているそう。
20日間氷の中で熟成しているので、脂がのっていてとっても美味しかった。
<閂(かんぬき)サヨリ>
ダイヤモンドのようなキラキラ光る器にのっているサヨリも美しくて、宝石のよう。
脂がほどよくのっていて、美味しい。
皮はくるくると巻いて、塩焼きで頂きます。
<しじみと蛤出汁の茶碗蒸し>
蛤40個、しじみ2㎏、帆立60個からとった出汁で作ったお店のスペシャリテ。
具は入っていないのですが、貝の旨みが凝縮されていて、貝以上に貝の旨みが楽しめる茶碗蒸しです。
<子持ちヤリイカ>
子持ちヤリイカは低温で調理しているので、卵のねっとりとした甘みがたまらない。
続いてのお酒は阿部勘の純米吟醸 亀の尾を頂きました。
旨みとコクがしっかりとした味わいのお酒。
<千葉県銚子の金目鯛>
金目鯛は10日間熟成させることで脂が回って、旨みがしっかり。
皮目が炙られていて香ばしく、脂がじゅわ~と溶けて美味しい!!
<ふぐの白子の炭焼き>
炭火で香ばしく焼かれたふぐの白子はねっとり濃厚クリーミー。
すっぽん6匹使った濃厚スープにフカヒレものった贅沢の極み。
ほんの少量とオイスターソースのみで味付け。
濃厚な旨みたっぷりのスープに思わずうなってしまいました。
<愛知県の本ミル貝>
コリコリっとした食感、甘くて美味しい。
<青森の帆立>
帆立の中には自家製のカラスミ、玄米のパウダーをつけて揚げています。
レアの食感の帆立に玄米の香ばしい食感、カラスミの塩気のハーモニーが絶妙。
ここから握りがスタート。
<宮城県塩釜の中トロ>
厚めに切り、40本と細かく包丁が入れて、中にすき身を入れることで、一体感が楽しめます。
<鹿児島県スミイカ>
イカは10枚に削いでいて、表面積が大きいほど旨みが楽しめるのだそう。
イカの上には紫ウニがのっていて、柔らかく甘い。
<鰆>
1週間熟成しているので、驚くほど柔らか。
<甘草の車海老>
直前までピチピチしていた新鮮な車海老。
68℃の絶妙な温度で3分の絶妙な火入れでしっとりと柔らか。
2段重ねのダブルになっているので、口の中いっぱいに海老の味が楽しめます。
<宮城県塩釜のマグロの赤身>
こちらも熟成されているので、濃厚な旨みが楽しめます。
<カンパチ>
20日間熟成させたカンパチ。
トロカンパチと2枚重ねになっていて、旨みしっかり。
<マスノスケ>
巨大な鱒の鱒之介。
脂がのっていてまろやかな味わい。
<大トロ>
筋を全く感じず、すーっと甘くとろけるような味わいの大トロ。
<あら汁>
お店で使用した1週間分の魚のアラや皮、骨を煮詰めて作ったお汁は濃厚で、ビスクのような風味。
<ノドグロ>
脂たっぷりでくずれちゃうから、と手渡しで渡されました。
ホロホロと口の中でとろけゆきます。
<北海道産バフンウニ>
こちらも手渡しで渡されました。
この厚みすごい!!
濃厚で甘くとろけて、あぁ~口福♡
お鮨もおつまみも1つ1つ丁寧な手仕事をされていて、本当に美味しかった。
この道30年の熟練された匠の技をお持ちの大将ですが、独創的なアイデアと研究心で進化し続けていらっしゃるのが素晴らしいと思いました。
温かなおもてなしでとても心地良く、又、伺いたくなるお店です。