藤沢にイタリアンの新店がオープンしたと聞いて行ってまいりました。
シェフの下窪一貴氏は、アロマフレスカ銀座、ラブリアンツァ六本木などで研鑽を積まれ、ヴィアブリアンツァ麻布十番、オーエス中目黒のシェフを勤められた方。
イタリア郷土料理から星付きレストランでの知識、技術を活かしたイタリアンが楽しめます。
スパークリングワインで乾杯~♪
ディナーメニューのEcru(6300円)をオーダー。
<季節のアミューズ>
暑い日だったので、冷たいガスパチョが嬉しいスタートです。
<パプリカのムース>
パプリカの甘みが広がるふんわりとした食感のムース。
ゲランドの塩が良いアクセントになっています。
<湘南野菜のシーザーサラダ>
フレッシュな湘南野菜を使用した彩り華やかなシーザーサラダ。
シーザードレッシングに爽やかなバジルのソース、ゴルゴンゾーラチーズがよいアクセントになっています。
<自家製パン>
クミンの香りがふわりと香るフォカッチャ。ほんのり甘いブリオッシュ。
<八海山サーモンのコンフィ40℃>
40度で低温調理されたサーモンは、しっとりとレアの絶妙な火入れ。
根セロリやフルーツトマトのピューレ、塩昆布のパウダーで味の変化を楽しみながら頂きました。
<スペシャリテ フォアグラと小豆>
フォアグラに小豆、意外な組合わせですが、こんなに合うとは新しい発見です。
小豆のムースや泡、小豆の食感も楽しく、五香粉の香りが全体を引き締めています。
<富山県氷見産アオリイカとモロヘイヤのスパゲッティーニ>
もっちりと柔らかく、甘いアオリイカにからすみの塩気のバランスが絶妙!!
最高に美味しいパスタでした。
続いて赤ワインを頂きました。
<ラヴォカータ バルベーラ ダスティ>
果実味がしっかり、柔らかなタンニン、心地よい酸味のワインです。
<牛・豚・鴨を詰めたアニョロッティ>
ピエモンテの郷土料理 アニョロッテイ。
パスタの中に鴨、牛、豚が詰まっていて、お肉の旨みがしっかりと楽しめます。
仕上げにそれぞれのお肉のお出汁をかけていただくのですが、このスープが又、コクのある味わいで美味しいんです。
<北海道産蝦夷豚のロースト>
蝦夷豚は皮目がパリッと香ばしく、身はしっとりと柔らか。
香りがよく、あっさりとしていて、脂も上品な味わい。
あさりのお出汁が豚の旨みを引き立てています。
<デザート 桃のコンポートとロイヤルミルクティーのアイスクリーム>
フルーティーな桃のコンポートに、コクのあるミルクティーのアイスクリーム。
<小菓子>
メレンゲ、ビスコッティー、チョコレートトリュフ。
香りのよいコーヒーで最後まで大満足のディナーでした。
湘南の地の食材や全国から取り寄せた厳選された食材を使用し、食材の味を生かした繊細で優しい味わいのお料理、見た目も美しく華やかで目と舌で楽しませていただきました。
店名の「Ecru」とは、「生成り」という意味。
店名の通り、お料理もサービスも優しく繊細で、温かみのある素敵なお店でした。