北鎌倉の駅からほど近いところにある鎌倉らしい和の情緒が感じられるレストランです。
窓が大きく取られているので明るく、お庭の緑を眺めながらお食事がいただけます。
個室のお部屋は、より和の趣が感じられますね。
こちらがオーナーシェフの鈴木謙太郎さん。
ミクニマルノウチ、葉山ホテル音羽の森で研鑽を積まれた後、南フランスのルールマランにあるミシュラン1つ星のオーベルジュ・ラ・フニエールでプロヴァンス地方料理を学ばれ、帰国後、葉山ホテル音羽の森料理長就任後、2009年大船にシェケンタロウをオープン。
2017年12月、お客様により良い空間で料理を提供したい、レストランとして次のステージにチャレンジしたいという想いで、北鎌倉に移転オープンされました。
そしてこの度、鎌倉の街への感謝の気持ちとこれからの新しい挑戦に向けて、移転1周年を記念した限定のスペシャルコース(15000円(税サ別)を12月27日からスタートされます。
メニューは大船にある人気ブーランジェリーCALVAのパンのペアリングも楽しめます。
<ウエルカムティー>
ウエルカムティーはその日によって異なるそうですが、この日はグレープフルーツをベースとしたハーブティーでした。
和風の器やお茶碗も素敵です。
一緒に添えられた最中の中には豚肉のリエットが入っているという楽しいサプライズ。
<相模湾より赤座海老のタルタルとクリームコロッケ>
相模湾の稀少な海老 赤座海老はねっとりとした舌触りで甘みがあり、青りんごの爽やかな風味とベストマッチ。
サクサクっと揚ったコロッケからは海老の風味のクリームがとろ~っと溢れます。
一緒に合わせたパンオセレアルの雑穀の香ばしさが海老の風味を際立てています。
<横山さんの鰻 フォアグラのプレッセ>
鹿児島県の養鰻家 横山さんが手掛ける鰻は豊かな自然環境で養殖されているので、臭みがなく、脂も香りも良いので、シンプルに白焼きで頂くのが一番ですね。
フォアグラのプレッセと、ベーコンで香りづけした生クリームで繊細な味の変化を楽しみました。
一緒に合わせたブリオッシュは、フォアグラとの相性がいいですね。
<雲丹の貝焼き>
シェフがご出身の福島県いわき市の郷土料理 北寄貝と雲丹の貝焼きをアレンジした逸品です。
貝のお出汁で炊いたキヌアのリゾットにバターソテーした北寄貝の食感が楽しく、生の雲丹がとろ~っと。北寄貝のお出汁の泡もあいまって、海の風景が目に浮かぶようです。
パンは、ベルリン風の田舎パン ベルリーナ・ラント・ブロートのペアリング。
酸味のあるパンが雲丹の濃厚な味わいを引き立てています。
<ブイヤベース>
スペシャリテのブイヤベースは、鈴木シェフが南仏るんおルールマラン修行時代に学ばれたレシピを再現したもの。
三浦半島沖でとれた新鮮な魚介をトマト、にんにく、サフラン、パセリを加えて半日以上漬け込んでいるので、奥深い味わい。
ペアリングのパンはガーリックバターを塗ったバゲットです。
自家製のツナを具材にした焼きおにぎりの上からブイヤベースのスープをかけて、リゾット風に頂きます。
<岩手県山形村短角牛サーロインのグリエ>
広大な牧草地帯で伸び伸びと育った岩手県山形村の短角牛。
ペアリングのパンは、ティエリー(パン・オ・ルヴァン)で、淡い酸味がお肉の味わいを引き立てています。
<熱々のシュークリーム 黒糖のグラス添え>
焼き立てのシュークリームに熱々のカスタードクリームを注ぎ、更に油で揚げた新感覚のシュークリーム。
熱々のシュークリームと冷たい黒糖のアイスクリームのひやあつが、又、いいですね。
<プティフール>
プティフールもCALVAのお菓子で、最後の最後まで大満足。
シェ・ケンタロウのスペシャリテと稀少価値が高い上質な食材をふんだんに使用したコースで、お客様や生産者の方々への感謝とリスペクトの気持ちが込められたまさにスペシャルなコースです。
コースに合わせたペアリングもあり、ワインだけでなく日本酒やカルヴァドス酒を使ったカクテルも楽しめます。
和の情緒が感じられるとても素敵なレストラン、鎌倉散策と合わせて、又、ゆっくり訪れたいですね♡