「貴方も超能力をもっている」
これは厳然たる事実です。
その超能力の源が、潜在意識なんです。
たとえば、「火事場の馬鹿力」。
普通ではどんなことがあっても一人では
持てないような金庫を、火事の時にひとりで
運びだした、というようなときに使いますが、
これも実際にある話ですが、
科学的には説明不能とされています。
緊急事態では能力以上の力を発揮できる
事実は誰もが知っています。
また、「第六感」というものもあります。
五感のほかにあるとされる感覚で、
鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのことです。
こうした超能力は、動物的本能と
いうこともできるでしょう。
船の災害を察知してネズミが数日前に群れを
なして逃げだしてしまったり、カラスが人の死を
予知して激しく鳴くという言い伝えもあります。
また、ナマズの地震予知能力は実際に研究も
進んでいます。
実は人間も現在のように進化する以前は、
こうした超能力を備えていたとも考えもあります。
人間は社会を形成し、文明を築く以前は、
動物と同じように原始的な生活をしていました。
それが文明の発展とともに動物的本能も退化していった、
それとともに、超能力も退化していったと考えても
おかしくありません。
(続く)