昨日も書きましたが

大きく成長しようとするなら

高い目標を掲げて、

どうやったらそこに行けるかを考え

ひとつひとつ実践していくことが大事です。



ただ、その目標を高い売上にすると

今の事業だけで目標を達成する戦略が浮かばず

新規事業を立ち上げ、今の事業との足し算で

達成しようと考えます。




実際、大きな売上目標を掲げて

新規事業にどんどん手を出している会社が

いくつもあります。



なぜそうなるのかというと

周りに説明するのが楽だからです。



ここ数年ほとんど売上が伸びていない

50億円規模の事業をしていたとします。

これを100億円にすると言っても

説得力のある説明は、なかなか出来ません。


そこで、どうするのかというと

今やっている別の5億円の事業を20億円にして

新しく10億円の事業を2つ立ち上げるというのです。

そうすれば本業は60億円まで頑張れば、

足し算で、100億円になると説明できます。



50億円規模の事業をやっている会社なら

5億円を20億円にしたり

10億円の事業を立ち上げることは

当人も、周りもなんとなく出来そうな気がするので

多少、説得力が出てきます。


たしかに、50億円規模で運営しているソースを

すべて新規事業に注げば

10億円規模の売上をつくることは出来ると思います。



ただ、そのソースを4つの事業に分散したら

そう簡単には行きません。

ほとんどの会社が失敗をします。



高い売上目標をかかげるのは、

そういう意味で、かなり危険です。

新規事業に手をだすことは、かなり危険だということを

しっかり理解していないと

ついついそちらに走りがちです。


自分で理解していると思っていても

その状況になると、ついつい新規事業に手を出しそうになります。




新規事業ではなく、

自分の事業に新しいアイデアを投入して

高い売上目標を達成していく。


やるべきは、そこへの挑戦です。