昨日は月に一度の勉強会でした。

毎月2時間弱、塾長が講義をします。

講義を聞いていると

この1ヶ月で、塾長が

なにを考え、なにを実行し、

どんな結果を得たのかがわかります。



塾長と比べると、自分はまだ

考えることも、実行することも、結果の検証も

全てのことに対して、スピードと量が足りない気がします。

時間をもっと有効に使う必要があるなと思いました。

昨日は、変えることを良しとしない話が

いくつかありました。



変わらないことを良しとしないというのは、わかります。

何も改善せずに、同じことをしていたら

そのうちダメになるからです。


弊社は週一回、全スタッフに報告をあげてもらい

週単位で、いろいろなことの改善を行っております。

このスピードで改善していることが

業績を伸ばしている、ひとつの要因だと思っています。



変えることは大事なのですが

変えることは良くない、

これってどういうことなのでしょうか。



これは、どこまで長期的な視野で

ものごとを考えるかです。



超短期的な視野だと

今、上手くいってるのだから

別に変えなくていいという考えです。


少し長期的な視野になると

今、上手くいっていても、

この先のことを考えて、

改善していこうという考えです。


そして更に長期的な視野になると、

改善することによって、目先は効果がでるけど、

その改善により、業務にバラつきがでて

最終的に、逆効果になるのではないか

というところまで考えます。


例えば、今までのお客様には

電話でご連絡をしていたのだけれど

メールの方が効率がいいのではないかと

メールで連絡するという改善を実行します。


この時、新しいお客様のやり方を変えるのは

簡単ですが

今まで電話していたお客様のやりかたを変えるのは

なかなか難しいです。

そうなると、お客様によって

どっちで連絡をするのか、

その判断が必要になる分、効率を落とすことになります。


また全ての部署が共通で改善できればいいのですが

ある部署だけの改善になると、

部署ごとでやることがバラバラになります。

そうなると、フォローや引き継ぎが、簡単にできなくなり

効率が悪くなります。




短期的にはあまり感じませんが

バラつきをつくってしまう中途半端な改善は

長期的にみると

会社の成長を阻害していることがあるのです。



改善をする時は、先のことだけでなく

過去のことや他部署のことも同じように改善して

バラつきを出さないようにしないといけません。


会社が小さく、人が少ない時は

たいして難しくないのですが

会社が大きくなり、人が増えてくると

これを実践するのは、大変になってきます。



そんなことを踏まえて、

変えることは必ずしも良いわけではないという話です。



変えるのか、変えないのか、

またひとつ難しい判断を、課せられた気がしました。