今日は私の経営している会社『有限会社 Kitchen Produce京都』の社章をご紹介します。
みなさまご承知の通り私の会社は京都市西京区大原野という竹の子の名産地にあります。 私は生まれも育ちも京都の西陣で、北野天満宮などでよく悪さをして育ちました。 おかげでいろんな罰があったっております・・・・・それは又の機会にお話します。
まず私は京都で京料理を学びました。 京都の懐石料理は、茶懐石から来ております。 懐石はお料理がメインでなく最後に食す”一盃の茶”を快く飲むための腹ごしらえなのです。
真ん中向こう側:向付け(鯛と焼き生麸昆布締め)
手前右:汁(白味噌仕立て)
手前左:飯
その茶を飲む腹ごしらえの料理の最初に供される一汁一菜を原型にしております。
汁、飯、向付けが盆に揃えだされるのです。 最初のお料理で全てが決まるといっても過言でないほど重要な役割を担い、見た目でなく、味でなく、心をお客様へ最初に伝える重要な一品なのです。 もてなす側の心が最もよく現れます。
私は茶の湯の”一期一会”という言葉を大切にしております。 その言葉がこの最初に供される一汁一菜に集約されていると思います。 その私の心を弊社のお客様へ伝えたいという思いがこの社章にこもっています。