巡り合い | あの日の時間をさがして

あの日の時間をさがして

ライティングヒーラーをめざして。

ひさしぶりに小倉君の夢をみた。

私にとっては、いつまでたっても、小倉君は小倉君で、
それ以上でも、それ以下でもない、純粋に愛した人だ。

彼が亡くなってから早8年、あまり夢には出てきてくれないけど、

時折姿を見せる小倉君は、ものすごく優しくて、穏やかで、
泣けてくる。

今回も、ひょっこり現れては、私を優しさの渦に巻き込んで、
あっさりと去っていった。

私が、号泣しているにもかかわらず、穏やかな笑顔で、
去っていくんだ。

声も聴けたし、嬉しかったけど、いつも最後は、私の号泣で終わるから、
そそくさといなくなってしまうんだろうね。泣いている私を見るのが嫌なんだよね。

解ってるけど、いつも最後は号泣して、目が覚める。


ごめんね。たまには笑顔で、目覚めたいけど、切なさが勝ってしまって、
最後には現実に引き戻されてしまうんだ。

これは夢で、すぐに終わるって事、夢の中で悟ってしまうからね。

会えたことに笑顔で感謝できる日が来るまでには、まだ時間がかかりそうだけど、
改めて思うよ、私は本当に、小倉君が好きだったんだって、愛していたんだって事。

そんな気持ちにさせてくれたこの出会いは、短かったけど、ずっと忘れないし、
魂が輪廻転生しても、心のどこかに残っているって思ってるから。

またいつか生まれ変わって、出会えたら、きっとわかると思う。

すべてを忘れたとしても、きっと。