この世界には、知らなくていいものがごまんとある。
それが傷みだったり、喜びだったり、
感情のワードで表すには難しい。
だって、孤独しか知らないひとは、それを孤独って思わないでしょう?
普通だって思ってる。
そこに愛が、愛される記憶が加わったら、改めて孤独って事を思い知らされる。
知らなければよかった。
知らなければ、それなりに幸せに暮らしている人だって、たくさんいる。
愛を知って、悲しみを知る。
ずっと不幸だったら、それはもう、その人にとっては普通だし、
他人のスケールで図る事なんてないんだもんね。
皮肉なベクトル。
愛を知らなければ、もっと幸せに生きていけたのかもしれないし、
愛を知らずに、生きていく事はとても不幸なのかもしれないね。