ご無沙汰しております。前回の更新からかれこれ半年以上が経ってしまいました。その間に専門学校で専任教員となり、自分のスクールでは生徒さんが増え、休みなしで働いております。

 

そうなるといかに効率的に学習を進めるかが大切になってくるのですが、実はこのところ、去年の4月ごろに買ったiPadが大活躍してくれています。

 

これから書くことは、iPadやGoodNotes 5を使いこなしている方にとっては「今さらジロー」的なことだと思います。でも中には私のように道具だけそろえてうまく使いこなせていない人がいらっしゃると思うので、最近発見したGoodNotes 5の使い方を以下の通りご紹介したいと思います。

 

 

Contents

 

1.今までの学習法

2.GoodNotes 5を利用した学習法

3. 便利なフラッシュカード機能

4.Ankiはもう要らない???

5.その他の便利なテンプレ紹介

6.まとめ

 

1.今までの学習法

 

①教材を解体してPDFにする(FujitsuのScanSnap iX500使用)

②iCloudに保存

③iPadに入っているAdobe Acrobat DCで読み込む

④注釈で答えを直接書きこむ

⑤新しく学んだこと、単語はクアデルノに自作した単語帳に書きこむ。

 

<利点>

・電車の中などいつでもどこでも勉強できる

・ペーパーレスにできる

 

<欠点>

・Acrobat DCで注釈を書きこむ設定にしていると、スクロールするときに指で線を書いてしまうことがたまにある。

・突然ページが移動して最初に戻ってしまう

・書きこんだものが元のPDFファイルに残る

・クアデルノと2冊使いになってしまう(クアデルノはクアデルノで別の使い道があるので否定はしていません)

・英検などの過去問には(権利の関係上)書きこめない

 

2.GoodNotesを利用した学習法

 

上記①②は同じ

③新しいノートを作る際に「読み込む」を選ぶ。

 

 

 

④iCloudのフォルダに入っているReading Explorer 5を読み込みます。

 

 

⑤Reading Explorer 5がGoodNotesに入りました。これで他のノートと同様、書き込みができます。権利の関係で書きこめない文書にも書きこむことができるようになります。

 

<ここからが新発見>

 

3.便利なフラッシュカード機能

 

GoodNotes 5がバージョンアップし、「フラッシュカード」のテンプレが入りました。まだ試験期間中とのことですが、ちゃんと使えています。そしてこのフラッシュカードが賢いのです~!クアデルノに手書きしていたことを、このフラッシュカードに置き換える形で使えます。

 

<フラッシュカードの作り方>

 

①新規ノート作成画面でフラッシュカードを選択。

 

あ、表紙も変えられるのを今日知りました。表紙用のテンプレを無料でDLできるサイトもあります。適当にキーワードを入れて探してくださいね。iCloudにDLしておけばiCloudフォルダから呼び出すことができます。

 

②先ほど読み込んだReading Explorer 5をもう一度開けます。

 

 

たとえば、この「zenithという単語をフラッシュカードに登録したい場合、「なげなわツール」というものを使います。(もちろん手書きやタイプもできます)

 

 

③なげなわツールで登録したい語を囲み、

 

 

枠の中をiPadペンシルで長押しすると「スクリーンショットを撮る」というのが出てきます。

 

 

④上向きの矢印から「コピー」をします。

 

 

⑥フラッシュカードを開け、上の段を指で長押しすると「ペースト」というのが出てくるので貼り付けます。

 

⑦単語だけでなく、その単語が含まれている文全体を先ほどの「なげなわツール」を用いて同様にコピー→ペーストで単語カードに組み込むことができます。もちろん写真なども。(この辺りはAnkiと同じかな?知らんけど。)

 

 

⑧下の段には手書きで定義を書いても良いし、辞書アプリをスクショしたものを上段の写真を読み込むところから呼び出しても良いと思います。(しかし汚い字やな・・・ツルツル滑るからしゃーないか。)

 

と、ここまでは単語帳に書きこむのをデジタル化しただけなのですが・・・

 

ここからがGoodNotesの本領発揮です。

 

4.Ankiはもう要らない?

 

ところでAnkiアプリはご存知でしょうか?3060円の有料アプリなのですが、単語を登録して忘却曲線に応じて効率よく単語などを覚えるためのアプリです。ものすごくいいです!でも使いこなせない私・・・(;'∀')

 

実はこのGoodNotes 5(¥980)のフラッシュカードも忘却曲線を考慮した造りになっているんです。

 

もう一度書きます。Ankiは¥3060。GoodNotesは他の機能も色々使えて¥980!(何度も書きますが、Ankiを否定しているわけではありません。ただ単に私が使いこなせていないだけです・・・( ;∀;)

 

 

この画面の右上の「・・・」を開けると、下の方に「フラッシュカードで学習」というのが出てきます。そうすると、上の段だけを表示してくれます。

 

 

この上の段をタップすれば

 

 

カードの裏面(下側)が出てくるという仕掛けです。そして、覚えたかどうかを確認できるというわけです。

 

 

最後にこのような画面が出て、次の日にまた忘れそうな単語をカードで学習できるようになっている、というわけです。

 

賢すぎでしょ!

 

これなら電車の中でもスイスイっとカードを作ることができますね。しかもスマホと連動させておけば、カード学習はスマホだけでできます。

 

もちろん、GoodNotes 5に読み込んだテキスト以外にも、ネット上のニュースなどを読んでいてわからなかった単語などを「長押し」→「コピー」→GoodNotes 5のフラッシュカードに「ペースト」→家に帰ってから調べる・・・という使い方もできそうです。

 

時代はペーパーレスなのだぁぁぁ!(と叫んでみた)

 

5.その他の便利なテンプレ紹介

 

実はGoodNotes 5は先ほど英語の本をまるまる読み込めたように、ほかのPDFも読むことができます。

 

つまり・・・

 

SONYやFujitsuが提供しているそれぞれの電子手帳用テンプレも利用できるんです。

 

私はクアデルノ上でスケジュール表を使っているのですが、マンスリーとウィークリーとデイリーが統合されていて、マンスリーの日付の所をタップすると1日分のスケジュールが大きい画面で書きこめるという優れもの。これが便利でその日のTo Doリスト代わりに使っていました。

 

これがGoodNotes 5で使えるとなると・・・

 

クアデルノ要らんやん!

 

てことになりますね。(先ほども書きましたが、クアデルノはクアデルノとしての使い道があるので要らん!てことにはならないけど・・・)

 

ほいでもってSONYの2021年手帳・統合版(デイリー・ドット)をDLしてみました。DLはこちらでできます。

 

 

まあ、一見何の変哲もないマンスリーカレンダーですが・・・

 

週の間の「>>>Weekly」を長押しして「リンクを開く」をタップすると、

 

 

ウィークリーカレンダーに早変わり!

 

そして、さらにマンスリーの画面で日付を長押ししてリンクを開くと・・・

 

 

↓↓↓こんな感じで1日分がどどーんと大きな画面で登場します。

 

 

うーむ、これはどこかで見たぞ?

 

こっ、これは「ほぼ日手帳」やん!

 

使い方は様々。私はクアデルノのときと同様、その日のノルマを書き、優先順位をつけてスイスイと仕事をこなしていくツールにしようと思っています。

 

 

6.まとめ

 

いやぁ、去年iPadを買ってから、主に雑誌記事を読んだり、Kindle Paper Whiteで読めないKindle版の本を読んだり、頸椎の病気のため上を向くことができないので、iPadをスクリーンに映し出してホワイトボード代わりに使ったり、ということぐらいしかしてこなかったのですが、GoodNotesのおかげで世界が広がりました。

 

きっかけはひょんなことからでした。

 

GoodNotesをホワイトボードとして使っているのを見たコンピュータ学校の学生さんが「モッタイナイ!」と言って色々な使い方を教えてくれました。そこからGoodNotesの可能性に気付き始めたのですが、今回色々触って、調べてみて、これは使いこなせたら自分の勉強だけでなく仕事(=授業)にももっと便利に使えるのではないかと思っています。

 

コンピュータ学校の学生さんから教えてもらった便利な使い方も共有したいのですが、長くなったのでまたの機会に。

 

結論↓↓↓

 

iPad + GoodNotes 5は「買い」ですわよ、奥様!(iPadはちょっと高いけどね・・・)

 

<13時からの受講生がキャンセルになったので超大作が書けました。みんな知ってはることばかりやったらごめんしてや~>