私がエジプトのカイロにいたのは今から20年以上前なのですが、町の治安も悪くなく、人々も気さくなところでした。歩いていてよく話しかけられたりしました。
対日感情もよく、年のいった人からは「トーゴー、トーゴー」と言われました。日本海海戦でバルチック艦隊を破った東郷平八郎のことを言っているのだと後から聞きました。
民法はイスラム教に基づいており奥さんを4人までもてたりしますが、酒も普通に売っています。その一方で敬虔な人たちは欠かさずお参りをしていました。
今から思えば居心地の良いところでした。
ムバラクが辞任するという大きな政変がありエジプトが日本のメディアを賑わす中、毎日.jpに掲載されていた記事にエジプトの人々の雰囲気を感じました。
「18日間で群衆が変化していくのに驚いた。爆発的に膨れあがっただけでなく、初期の暴力状態が消え、最後は家族連れも交じるお祭り状態になった。
一人で広場へ通っていた父親たちが、11日夜は「歴史的な日を子供たちにも見せたい」と、家族と一緒に広場へ押し掛けた。」→記事はこちら
子供を戦車にのせて記念撮影している写真も見かけました(^-^)
私が会った多くのエジプトの人たちも、ちょうどこんな、ちょっとのんきな人たちでした。