おでかけ。 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

松坂桃李の映画見に行った~。

2月の限定ランチも、3月に入ってたのにまさかのアクシデントで食べることができちゃったよ~。

あー、幸せじゃー。
世の中捨てたもんじゃないぞー。

で、感想。

(以下、マエストロの個人的感想。ふーた的主観、及び、ネタバレ注意。)



結果としては、まあまあ。
もう一回、劇場に行きたい!とは思わないけれど、テレビでやってたら(他に見たいのがなければ)見るかな。

そやなぁ・・・もう少しキャラ付けがほしいなぁ。
西田敏行と松坂桃李のお父さんの若い頃とか、どうして指揮者なのかとか、そのへんがいまひとつ、わかんない。

松坂桃李のお父さんとの決別(とゆーか、父の残した音へのこだわりと、自分の音へ変わるところ)も、もうちょっと苦悩してくれた方が、おぢさんはちょっと嬉しい。美しい男子が苦悩する姿は、とてもムラムラドキドキする。

結局、落ちこぼれオケが破天荒な指揮者に導かれてすごい演奏をする。
という話しに色々と盛り込まれてるのね。

ちょっと盛り込みすぎなのか、浅すぎるのか、気になるところが多かった。
たぶんふーたがヲタクだから、掘り下げるキャラを絞って、深く掘ってほしかったな。
キャラクターとか、設定とか、ひとつひとつはすっごい面白いのよ。
だからこそ、全部、きっちり回収してほしかった。すごく、もったいない。
もしかしたら原作では、もっと長くてちゃんと回収してるのかなぁ・・・。

あと、松坂桃李のヴァイオリン。

一年半ですごい、と聞いていたので、どれくらいすごいんだろう?!
(つか、あまりにすごすぎたらオレ、落ち込むぞ。)
と、思って見たんだけど・・・

一年半なら、すごい。
弓は速く動いてるし、運指もちゃんと動いてる。ビブラートの動きも、若干、ちりめんがかってるけど、細かく見なければビブラートっぽい。
自分の一年半の頃、あんな動きはできなかったと思う。

でもやっぱしエリートコンマス設定には無理があるよ。だって隣の人の方がきれいな動きだもの。
別に本人の演奏シーンがメインじゃないんだから、せっかくだから、吹き替えてほしかったなぁ。
三年目のアマチュアオーケストラ団員、なら、無理なく見れるのだけど。

・・・あのボウイングじゃ、あの音は出ないよな・・・
体の動きも、弓から逃げたらいかんわな・・・。
ソロの演奏で指揮がいるのもなんかいまひとつ納得いかんし・・・。
と、そのへん若干、あうあうしながら見てました。
フツーにヴァイオリンやってない人が見るだけなら、結構すごいと思います。フルートとかホルンの演技には疑問を感じなかったし。

でもまあ、その辺の細かい部分は、松坂桃李のオトコマエさですべてチャラです。うん。イケメンは正義!!

てな感じでした。
辻井伸行のエンディングのピアノ曲はよかった。いい曲でした。
あと前のおっちゃん夫婦。お菓子は静かなシーンは食べるのやめてくれ。ポリポリくちゃくちゃ、気が散るんだ。

家に帰って、未完成と運命が聴きたくなる映画でした。


さて、祭りまであと数日です。
頑張ってちからいっぱい、プロとの演奏を楽しめるように練習するぞ!!
練習するぞ!!
練習するぞ!!
(大事なことなので三回言って自分に言い聞かせている)