弦楽修行#07 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記


え・・・


えへへへ・・・


ええっと・・・


こないだは、ありがとでした!


うん。


バイオリンも、精神的にも、なかなか成長できないけど・・・

ふーたは、ここにいることを選びます。

師匠しか考えらんないし。


だから、見捨てちゃ嫌だよ。


「・・・なんか何を誤解しているか恋人同士の会話のようだが・・・

ひとまずふーたが諦めん限りは、付き合ってやるつもりだが?」


それだけで、十分デスドキドキ


(途中からのだめと千秋先輩ごっこを楽しんでいるらしい)


という会話でレッスン開始。


だって、一連のカミングアウトメールの応酬のせいか、

師匠が久々に満面の笑みで迎えてくれたんだよ。

こんなの・・・体験レッスン以来・・・いや、初めてかもしらん・・・


という訳で、和やかなムード、かつ、わかりあえた2人♪のムードで超弦を・・・


「G線のペグの持ち方がおかしい」


『あ、それはそれは・・・G線の巻き取りが変で、超弦しにくいんだよね。』


「こーして、こうしたら(トニヨを取り上げる)ほら、届くだろ?」


(トニヨをかまえて)『と・・・届きまへん・・・』


(再びトニヨを取り上げる。)「こうだと言ってるだろ!」


(再びかまえて)『む・・・むーりー(泣)』


「無理なら仕方ない・・・膝の上で超弦してもいいぞ。」


「ひ・・・膝?チューナーなしで膝?

その方が難しいのですが・・・弦をはじいて!???」


(G線をはじいてみる)


(ペグをグリグリやってみる)


(優雅に微笑みながら首を傾げてみる)


「ああもう、貸せっ!!」


師匠がペグに茶色い奴を塗って、超弦しやすいところにペグを巻いてくれました♪

ああ、助かった♪

師匠についていくって決めて、良かったよ。(そこかよ)


セブシック。


一番の、一番最初のパターンに逆戻り。

三小節きいていただき・・・


「どうだった?」


『ん~、変わったっちゃ変わったし、変わってないと言えばそこまでで・・・』


ここに来て初めて「個人差は、あるけど」という前提つきで、

指のどの辺にネックのどこが当たって、

どういうふうに力がかかってという、秘伝的なものを教わりました。


ふっ!!これでおれさまも今日から最終奥義の使い手っ!!(←アホ)


時々気が抜けるのか、フォームがなし崩し的に崩れて、

次の瞬間、また戻ったりしてるから・・・

安定していいフォームができるように、練習すること。


マルもなく、進めという指示も、もう一週という指示もありません。ちょっと切ない・・・。



カイザー。

一番のスタッカート変奏を聞いてもらいました。


E線4指でとるド。

なんか今までの努力がアホくさいほど、

完璧に届いてしまうポジションを偶然、発見してしまう。

師匠に言うと、それで正しいとのこと。


・・・・・・らっきー♪


ただし、マル宣言や次やってこいという言葉はなかったので・・・

・・・やっぱ進めてないのかな?ちょっと切ない・・・。


で、次にやる予定の曲なのですが・・・

教本はいったんお休みします。

ザイツさ・・・フォーム治ったらやっていいって言われてんだけど、

なんか弾くの、怖いんだよね。


壁ってさ。


ぶつかってみないと痛さも、

どんな高い壁なのかも、攻略法もわかんないんだけどさ・・・


あまりに同じとこにぶつかっちゃうと、壁に跡とかついてんだよね。

前に立っただけで、痛みがわかっちゃうんだよね。


やっぱザイツの2番1楽章を次にやるのには・・・相当な覚悟が必要な訳で・・・



ま、そんな訳でとりあえずゆったり目の、運指が難しくなさそうな曲を・・・


選んで、師匠に楽譜を借りようとしましたが、楽譜が見当たらず・・・


「♪~(何やら鼻歌で歌ってくださる)

で、ミから始まるから・・・二回目の繰り返しをオクターブ上げて、練習してきて。」


・・・あの・・・

そんなマネが出来るなら・・・オトナレイトなヴァイオリンなんか習ってませんよ。

今ごろ音大出て、師匠とバリバリ同じステージで働いてると思いますが??


「・・・いるの?楽譜?」(ちょっと面倒そう)


当たり前でーーーーすーーーー(泣)


つわけで楽譜調達は早くとも来週なので・・・

今週はまた、セブシックとカイザーになると思います。


・・・あんまし好きじゃないんだけどな・・・カイザー。


とりあえずフォーム安定までは・・・

嫌いなカイザーもセブシックも、みっちりまじめにやろうと思います。