私は、日本酒が好きです。
昔(昭和の時代)は、やかんでシュンシュン沸かした超熱燗を
「飲め!飲め!」と注ぎあったり、上司から強要されてとても嫌な想い出があります。
しかし、特定名称酒と呼ばれる、品質にこだわった酒が市場に出るようになって、
酒は、全く別物になりました。
お気づきのように、
吟醸酒とか純米酒と呼ばれるお酒です。
それまでの1級酒、2級酒と呼ばれるお酒に比べると、
手間も原価もかかり、一度にできる数量もがた減りです。
しかし、少し高くなっても、
酔うためのお訳ではなく、
食事と合わせたり、会話を楽しむための媒介役として、
「たしなむ」ことができるお酒になったと思います。
この結果、
輸出に回すお酒が急増しており、
右肩上がりになっています。
20-21比で66%(401億円)増
というと、コロナの影響も考えられますが、
11年比で4.6倍になっていると聞いたらどうでしょう。
世界には、その土地その土地で醸されるワインが、その役割を担い、
食事の席にはワインが登場します。
ソムリエの試験には、吟醸酒も出題され、
その産地や銘柄なども推測するというから、
ここ35年で日本酒の立場は、大きく変わってきましたね。
今後は、中国の富裕層が、たしなむ酒として日本酒を指名買いする例が増えているようです。
11月23日の日経MJでは、
白鶴の中国向け輸出は、
20-21比で65%増、
21-22比でも約50%増が見込まれるようですし、
黄桜も50%増の勢いで推移しているようです。
昭和の時代(1973年)から、日本酒全体の消費量は、7割減、約3割の市場になっていますが、
吟醸酒・純米酒などの特定名称酒の出荷量は増えています。
狭い国内市場で数を追うのではなく、
世界の市場に向けて日本品質をぶつける。
日本のモノづくりは、まだまだこれから。