12月4日付日経ヴェリタスに慶應大学前野隆司教授の
「世界は、三度の成長、成熟期を繰り返した。」との記事がありました。
一度目の成長は、狩猟生活の始まりです。
20万年前に誕生した人類が、狩猟を始め、人口増加を経験した。
しかし、5万年まえに拮抗により定常化。
世界中の洞窟に壁画が描かれ、日本では縄文文化が起こった。
この定常化の時期を「心のビッグバン」と名付け、
アミニズムに基づく原始宗教とアートが発明されたと分析している。
二度目の成長は、農耕革命です。
単位面積あたりに生きる人が増え、
都市が誕生し、格差が生まれた。
紀元前5世紀に定常化し、「枢軸時代」に至った。
インド・ネパールにブッダが、
中国に諸子百家が、
古代ギリシャにソクラテスが頭角を表し、
キリスト教やイスラム教などの高等宗教が起こり、哲学、思想、アート、文化が栄えた。
三度目は、近代化と産業革命です。
市場・産業・情報・金融が発展し、人口が爆発的に増加しました。
私たちが生きているこの成長期もあと数十年で定常期を迎えます。
経済成長第一からウェルビーイング第一へ、
大きなトレンドの終焉には、既存勢力が自分中心主義を唱え、大きな混乱をもたらし、
ポスト資本主義が模索される時代に入るとのこと。
これまでの定常期に哲学や・思想・文化・アートが起こったように、
ポスト資本主義の時代においても、やりがいを感じて、視野広く、個性的で利他的な営みを後押しするサービスが勃興してくるだろう。
・コミュニティの構造はフラットでネットワーク型
・リーダーシップは調和的リーダーシップ
・謙虚で、優しく、利他的
・人とは想いによってつながる
・多様・複雑・冗長・無駄が重視される
・多様な満足解を求め、目先の目的にとらわれない
・合理主義ではなく感性重視
・試行錯誤
という考え方の時代だそうですよ。