伝統産業と言われる産業が、次々衰退し、なくなっていくことを見聞きすることがよくありますね。
身につまされる話題です。
新潟県では、
人気の酒蔵が、将来独立することが前提の若者も受け入れ、長期研修を行い、惜しみなく技術を伝えています。
柏崎市の阿部酒造
蔵人8人のうち2人が1年から3年の研修期間を経た研修生。
2018年から受け入れており、
これまでに、
クラフトサケhaccoba
などの酒メーカーとして独立させています。
月に一度は、面談し、独立についての細かな相談に応じているようです。
この研修の集大成は、
「僕たちの酒」というブランドのオリジナル酒を自ら企画し、作り上げること。
蔵の独自事業だけではありません。
1984年には、県酒造組合が、「新潟酒学校」を設立し、
組合蔵の若者650人に技術伝承してきた実績もあります。
新潟大学も「日本酒学」を掲げ、
「日本酒学センター」を大学・酒造組合・県と共同設置し、
基礎日本酒学実習、日本酒の歴史、製造方法などの科目を設けています。
修士課程もあり、かなり高度なレベルまで研究しているそうです。
伝統産業の衰退もあり、技術の伝承が難しい時代、
企業の枠を超え、業界、大学、行政が一体となって取り組んでいる事例です。
伝統文化の裾野を広げ、知識を持つ人が増えることによって、
文化を伝承し、守り伝えようとするベクトルが働きます。
知らない他人事では、始まりません。
知識を広げること、技術者を増やすこと
見習うべき事例です。