先のブログ「賃金上昇の機運」で、2つの点に着目しました。

 

1つは、賃金上昇を単に物価上昇分をアップしましょうというのではなく、

働き方、雇用形態、リスキル投資などの労働のあり方、労働契約の変更を絡ませた賃金見直しが増えていくだろう。」という視点。

 

もう一つの視点は、

「大企業さん、従業員の賃金だけでなく、材料や外注の仕入れ価格の改定もお願いしますよ。」という視点でした。

 

3月26日の日経ヴェリタスには、

仕入れ価格を転嫁できずに収益悪化し破綻するケースが急増していることが報じられています。

 

帝国データバンク22年度の物価高倒産は、2月までに396件と前年比3倍。

2月だけで53件(過去最高)だそうです。

 

住宅建設のリーベンホーム(札幌市)が材料価格の高騰に対し、支払い不能に陥った。

お好み焼き、たこ焼きチェーンのダイナミクス(東京都中央区)107億円の負債総額を抱えて倒産。

製麺業のクマガイフーズ(秋田県大仙市)も小麦などの高騰を価格転嫁できずに倒産。

など、痛ましい記事が載っています。

 

急激な仕入れ価格の上昇が、弱った資金繰りに拍車をかけます。

 

3月末です。

決算を迎えるに当たっては売上高を見るだけでなく、

営業キャッシュフロー、売掛債権の回収、在庫の圧縮、当座比率など

資金繰りに関わる分析を行ってくださいね。

 

経費の見直しに合わせて、価格転嫁も検討項目の一つに挙げる決算期を迎えますね。