日経MJ(23.04.14)に「栗山監督はストーリーテラー」と題した記事を見た。
何度も栗山監督にインタビューした編集委員の中村直文さんの記事だ。
つい、WBCの感動が蘇り、一気に読んだ。
共感しながらもう一度、
経営者の視点になってもう一度読んだ。
準決勝のメキシコ戦
9回裏ノーアウト1、2塁で、不振の村上宗隆に回ってきた。
代打や送りバントの選択肢はなかったかとの質問に、
栗山監督は、
「もちろん、バントの準備はしていた。
しかし、最終的にムネで勝負に出た。
こういうのが出てこないと世界一になれないと思ったから。」
ロジカルにゲームを運びながら確率を超えたことを選択する決断。
中村編集委員が書いた「こと」という指示語は、「ストーリー」だと解した。
ここで、1本出るようなストーリーを描けないと世界一にはなれないと…
決勝の米国戦
ダルビッシュ、大谷のリレー。
「あの2人がやられたら仕方ない。あそこに繋いだことで僕の仕事は終わった。」
本調子でないダルビッシュ。
米国に馴染みの薄い宇田川の選択肢もあったが、確率を度外視した。
ここでダルビッシュではなく他の誰に任せて世界一になれても
黄金の花は咲かない。
負けたとしても悔いはないということだろう。
黄金の花を引き当てるストーリーを描き続けた。
16年冬の中村編集員のインタビューで
「野球より歴史から学ぶことが多い。
僕の仕事は、スポーツじゃない。哲学しかない。
本を読むのが僕の素振りなんだ。」
「最終的に、チームが精神的かつ身体的に成長できるかどうかで天下取りが決まる。」
「成熟した人間及び組織づくりをすることで結果がついてくる。」
「偶然性も大きいが、実は、そういうことが起きるようになっているんだと思います。
そう思わないといけない。」
「優勝するときには、好捕もするしいろいろなことが積み重なります。
努力とか、勝ちたいという魂とか、ファンへの感謝とか
全然関係のないプラスアルファがいくつも重なったから成し得たのだと思います。」
このインタビューを読んで、
皆さんはどう思われましたか?
引き寄せの法則
強い思いがストーリーを作り、見えているんだと。
そのストーリーに沿って生活し、食事をし、行動し、対話すること、
生き、生活することの全てが強い思いに引き寄せられていくんだと。
データを超えた水面下の思想がこういったところで花開くんですね。