世界経済フォーラム(2021年1月年次総会)の会議結果を「グレート・リセット」という本として出版されている。
リセットという言葉からもわかるように、経済、社会基盤、テクノロジーなどあらゆるものの転換点を意味している。
そうだなぁと共感するところが大きい。
その本によると、
世界の経済社会システムを考え直さなければいけない。
第2次世界大戦後から続く無限の前提を前提としたシステムは、
異なる立場の人を包み込めず、
環境破壊も起こしている。
持続性に乏しく、もはや時代遅れとなった。
人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきだ。
パンデミックが、
転換を促す最後の一押しとなるだろう。
資本主義という表現は、もはや適切ではない。
金融緩和でマネーが溢れ、資本の意味は薄れた。
コロナ禍で、多くの国の医療体制の不備が露呈した。
経済発展ばかりを重視するのではなく、
医療や教育といった社会サービスを充実させなければいけない。
自由市場を基盤にしつつも、社会サービスを充実させた
「社会的市場経済(social market economy)」が必要になる。
生活の満足度、GDP成長率、生産性、人口増加率など
多くの指標が停滞を示している。
そういう成熟した社会になったということだ。
という内容だ。
物質的な満足は充足し、もはや限界に至っている。
GAFAが成長し、広告収入で巨額の利益を上げたとしても
それは、他の広告から顧客を奪ったに過ぎず、ゼロサムゲームの渦中にある。
こうした、成長曲線の次に私たちが乗っている高原には、
見晴らしを清々しく楽しみ、思いっきり深呼吸をする社会が待っている。
前回「応援経済」について書いたが、
物質・資本の経済性から
文化的・精神的な人間性
への転換の時代へ軟着陸しつつあるように思う。