3月の原爆資料館の入館者数は、149,200人でコロナ禍前を上回り過去最高を記録。

宮島も同様に来島者数463,000人で過去最高を記録したと、

日経MJ5月8日の記事にあった。

 

広島の観光客は、欧米豪が多いので、

中国の回復が未達の国内他の観光地に比べて、少し優位な統計データが現れたとみられる。

全国ベースでは、JNTO3月のデータによると181万人で

コロナ禍前の7割弱にとどまっている。

全国的には、やがて中国が3割乗ってくると見ることもできる。

 

人口増が望めない中で、需要創造の手段としては、

観光とeコマースに頼ることになる。

 

観光客の滞在中の一人当たり消費額は、15.1万円で、

日本人の年間消費額125.4万円の8.3分の1。

 

すなわち、1人の人口減少を8.3人の観光需要で

賄うことができるという勘定だ。

 

特に、広島の現状では

オンされ難い中国人の消費額は、21万2,810円で他の国の消費額を大きく上回る。

 

JRの外国人向けレールパスを利用して

大阪に滞在したまま日帰りで広島を観光する人も多く、

昼食代と市内移動費しか消費されず、観光客の恩恵を受けにくい都市だ。

とも言われる。

 

しかし、欧米豪の人は、滞在時間が長く、

文化や歴史、自然への体験志向が高く、

一概に日帰りが多いとも言い切れない。

 

中国人のように化粧品やカバン、医薬品への消費は少ないが、

エコツーリズムや平和への関心は高く、

興味を持てば行動変容も容易に行う旅行スタイルだ。

 

旅行需要の分散、社会インフラの効率的な利用によって

オーバーツーリズムを防ぐことが、

観光という産業を成長の中心に据えることができる必要要件になるだろう。

 

そこで、デジタル化の推進と広域連携を進め、

観光商品(プロダクト)に磨きをかけること、

顧客満足度を高めることによって訪問客の発信力を支えること。

リピーターに繋げること。

が成長の風を受ける要素になると考える。

 

観光客を迎え、交流することは、グローバル社会への地ならし。

G7で平和の発信をした広島には、

国際都市としての役割を担うことを期待したいね。