室町時代に生まれ、安土桃山時代に大流行し忽然と消えた幻の絞り染めの「辻ヶ花」(注)
その復刻とその第一人者とされる「窪田一竹が、作品を展示するために自ら建物の設計から全てを行った美術館です。
長年行きたいと思いつつ、遠く富士五湖のひとつ、河口湖までは、なかなか足が伸ばせませんでしたが、ようやく行ってきました。
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窪田一竹美術館
「本館」は1994年10月に、そして「新館」は1997年7月に開館
到着してみると、ちょっとアジアンな面白い門が出現
これはおもしろそうっと期待させるのに十分な存在だ。
門をくぐり、木々に囲まれ水辺の道をあるき
ユニークな彫り出しのベンチを通り
やがて地中海地方を思わせる石組建築が現れ
それが入り口。
手積みによる琉球石灰岩(サンゴ等の堆積岩)を積み上げた8本の円柱に支えられた回廊を持つ革新的な建築物。
床は同じ琉球石灰岩を敷き詰め、壁はサンゴを焼いて粉末状にし、ワラを混ぜて醗酵させ、手作業で塗った[沖縄漆喰]です。
館内に入ると、この美術館の中心である一竹作の辻ヶ花着物はすべて撮影禁止。作品を展示するために自ら建物の設計から全てを行った美術館でその作品がすべて撮影できないとは、ああ残念。
普通なら一部作品だけ撮影禁止とするだろうが、これは酷いよね 。。。
陳列してある辻ヶ花作品は、絞り技法を駆使し、とてもとても手が混んでおり豪華。絞りが三次元立体的になっていたり、1着作るのに1年以上かかっただろうと思わせる作品もあり、凄い!
部分的に見ると、様々な絞り技法と豪華刺繍、手描染めなどが複合しあい、これ以上は無理という位豪華に手が入っていて、見事というしかない。
ただ、着物全体を見ると、この驚嘆するほどの技が、あまりにも飾り過ぎのやり過ぎの様で、落ち着かない。
これは作者の技巧の最高峰の数々をみせるためが主であるから、こんなにも手の混みすぎたものばかり展示されすぎたのだろう。
私の感性が変わっているのかもしれませんが、ただただ凄い作品だと思わせるだけで、それ以外の感情は出てきません。私の世界とはあまりにも違う世界でした。
最初着物の撮影ができないのは、ああ残念、と 思いましたが、十分でした。
(この美術館で展示されている着物の感想はこの美術館で展示されているものだけで、市販されている窪田一竹作品はもっとサラッと美しいものが多いと思います。)
その代わり、建物やお庭、館内の撮影は可でしたし、建物や家具お庭などはとてもとても楽しめました。
館内の家具や椅子、オブジェなどインテリアには、インド、アフリカ、東南アジアのアンティーク家具が使われています。 これはおもしろい。 センスあるねっと思わせた。
館内の造作、扉、インテリアのインド、アフリカ、東南アジアのアンティーク家具などは、選び方も、ユーモアも感じさせ、息子さんが集められたものかもしれませんが、この方のこういうセンスは素晴らしい と楽しめました。
アフリカ コートジボワール、巨大セヌフォ族の王様のベッドやセヌフォ族のカラオー像、ギニアのマリンケ族の腰掛、マリ国 ドゴン族のトグナ(集会所)など、一部は私の持っているものとそっくりや、もう一回り大きなものなど、同じ世界のものもあり、さらに楽しく拝見。
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(「辻が花」は、絵画的表現のできる縫い取り絞りや様々な絞り技法を用いそれに金銀箔の摺箔や刺繍などの複雑すぎる技法を加えた豪華なもので、絞り染めの技法の全盛期である室町時代に生まれ、室町末期から桃山時代にかけて大流行しますが、その時代を過ぎると突如、世間から姿を消し、「幻の染色」と言われるようになりました。
真偽は定かではありませんが、その技法があまりにも複雑すぎて、後発の友禅染等に押されて消えていったのでしょう。それを現代に再現した一人が窪田一竹。)
一竹美術館
本館は、一千年を超す「ひば(ひのき科)」の大黒柱16本を使ったピラミッド型の建築物。頂点は13メートル、床面積200平方メートル。伝統的な職人の技と、現代的なログハウス工法の技との融合が成し得た複雑な木組みで、吹き抜け状の内部からは、その木組みが全てご覧頂けます。久保田一竹のライフワーク「光響」の連作をはじめ、富士をテーマにした作品群、及び代表作品が展示されています。
2011年4月にリニューアルした新館(1997年7月完成)は、手積みによる琉球石灰岩(サンゴ等の堆積岩)の8本の円柱に支えられた回廊を持つ革新的な建築物。
床は同じ琉球石灰岩を敷き詰め、壁はサンゴを焼いて粉末状にし、ワラを混ぜて醗酵させ、手作業で塗った[沖縄漆喰]です。インテリアには、インド、アフリカ、東南アジアのアンティーク家具が使われています。
窪田一竹美術館 河口湖
山梨県南都留郡富士河口湖町河口2255電話:
0555-76-8811






























