オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ 2025/01/19 | foo-d 風土

foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

 

備忘録として

名古屋の一等地ミッドランドスクエアの42Fにあるレストランです。

このお店の案内には下記の様に書かれていました。

 『フランス・アルザス地方のイローゼンという小さな村で100年以上の歴史をもつ名店「オーベルジュ・ド・リル」。

親子2代にわたってミシュランの三ツ星を50年以上守り続けている店で、現在二代目総料理長マルク・エーベルラン氏が伝統を守りつつ、今も日々進化しながら成長を遂げています。

 それまで門外不出であった「オーベルジュ・ド・リル」の海外初上陸店として、2007年、「オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ」は誕生しました。 築き上げられたスペシャリテの数々には、伝統ある上質感と共に、父から子へと託されてきたおもてなしの想いが込められているのです。繊細かつ独創的なお料理の中に表れる、シェフの優しさや温かさ。そんな精神を受け継ぐ、名古屋の中廣太一シェフもまた、“家族の一員”。本店と変わらぬ印象的な味わいが、ゲストの心に響くことでしょう。』

 こんな感じで書かれていますから美味しいでしょう。

 予約が取れるかな?高いかな?メニューは?

などを思いながら 予約サイトの一休で検索してみると、

 ディナーで15000円~35000円位のコースがありました。フランスの三星でこういう地価の高い場所にある店にしてはやや価格設定が安いかなっと思いましたが、初めての店だから中間位にしようと思い、至極のフルコース全7品【ペアリングワイン3杯含むコース】 17000円というのがありました。

 フランスでミシュラン3星を五十年以上とっているオーベルジュ・ド・リルの日本最初の店。 ミッドランドスクエアの最上階で、ペアリング付きディナーで17000円とはちょっと安すぎるんじゃない? 安いのに「至極のフルコース」というのは??っとチラっと思ったのですが、有名店だし場所も一等地だし と思い予約してみることに。

 2日前であったがうまく予約が取れ、行ってきました。

 エレベーターで41階まで行き、エスカレーターで42階へ。長い通路を通り、そのさらに一番奥 カーテンの奥に「オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ」はありました。

 

 

中は天井の高い広いスペースにとても巨大な木製シャンデリア。

 

 象徴として使われているのだろうが、でも、威圧感というほどでもないがこのフロア全体から観ると、バランス的にちょっと大きすぎるのではないかと思ってしまう。

 

席に案内され

アペリティフ

 スパークリングワイン

値段的にシャンパーニュは出ないだろうが何が来るかな?

★クレマン・ダルザス・ブリュット NV

 アルザスのスパークリングでした。

 ピノブラン+リースリング

 

  アルザスは割と好きな方なので良いね。

 明るいイエロー グレープフルーツや黄色いリンゴ、洋ナシなどの果実香やミネラル香など。まあバランスの とれた味と滑らかな泡の刺激がちょうど良い。

 

⚫︎アミューズ

(一口のお楽しみ)

 小花のあしらいがとても可愛い感じのちいさなプティサレ(塩漬けにしたものが入っている) 一口サイズで名前の通り味も軽いおつまみ感

ちょっと拍子抜けするくらい軽く 上手く作られている

 

白ワイン

★ドゥ ラドゥセット プイィ フュメ 2022

 ロワール地方 ソーヴィニヨンブラン

 説明はプイィ・シュル・ロワールを始めとする、7つの村で生産されるソーヴィニヨン・ブラン。フュメとは、「煙でいぶした」という意味で、燻製のような、あるいは火打ち石を打ったようなと表現される独特のアロマを持っています。

ミントやハーブの香りがあり、キレのある酸味と果実味による流れるような喉ごしが特徴です。爽やかな風を吹き込むようなサッパリとした味わいです。十分な骨格があるため良質ワインの証である長い余韻も感じられます。

 

⚫︎L'assiette de canard d'Aichi, de carottes et d'orange, façon Auberge de l'Ill

 あいち鴨と人参、オレンジの一皿 オーベルジュ・ド・リル風

 鴨の上ににんじんスライスを丸く丸めて可愛く配置 抜き型が上手ですね。

 

ペアリングで出されるのは3種類なので、ここで1杯追加した白ワイン

★リュリー・1級畑・レ・クルー・2022・クローディ・ジョバール

 ブルゴーニュで最も注目される女性醸造家クローディ・ジョバールのワイン

 説明 歴史の古いリュリーの中の1級畑レ・クルーで育ったシャルドネ種から造られたこのワインから樽やナッツのような芳醇な香りの中にも華やかなミネラル感を感じるのが特徴です。バターでソテーした白身魚や甘みのある野菜と共に、12~14度ほどの少し高めの温度でぜひお楽しみ下さいとあるが、これも結構いい感じ。

 

⚫︎Le Saint-Pierre et champignons de saison aux épices cuits au four recouverts de papier

 エピスの香る的鯛と季節の茸の紙包みオーブン焼き

 エピスとはスパイスのこと。

紙を開くとキノコに混ざってスパイスの香りがフワーっと広がる。

的鯛はたまに食べるが、くせがなく淡白でありながら旨みもほどほどある使い勝手の良い白身の食べやすい魚で、これに青菜とキノコの風味が加わってさらっと食べやすい。

 これに何故か蒸篭が一緒に出され、中に中華まんのようなものが。中華まんのようなものを食べてみると、すりおろした大和芋・山芋と米粉で作る上用饅頭や、かるかん饅頭の皮の様なもので、味もそんな感じ。 中国各地で食べた中華まんの皮とも違う。なんということないただのかるかん饅頭の皮を蒸しただけという感じのもので、別に美味しいとか不味いとかではなく、ただ、なんとなく、コーディネート的に何故ここにあるのか何と組み合わせるのかちょっとよくわからなかった。  どうあわせるのか聞いたら、「本店でこんな感じで出されているから」という返事。

 フランスなら、東洋風というよりチャイナ風?で目新しさがあり客にウケるのかな?

 

★シャトー・オー・モーラック2011

 ボルドー:メドック サン・イザン・ド・メドック

品種メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン フルボディ

説明 ボルドー地方の中でも、近年注目を集めるサン・イザン・ド・メドック地区にそのシャトーがあります。

ワイン畑が河の近くに位置するのは、ぶどう生育の環境に望ましいとされておりますが、このシャトーの位置も、ジロンド河というボルドーを流れる大きな河に近いという恩恵を最大限に受けて、常に高品質なぶどうが育ちます。

クリュ ブルジョワに格付けされるこのワインからは、ボルドーワインらしい上品さと、果実によるふくよかさが感じられます。

 

⚫︎メインディッシュ

L'entrecôte de bœuf Wagyu pochée et sa petite bouchée à la reine

 和牛ロースのポシェとプチブッシェ・ア・ラ・レンヌ

 ポシェ(Pocher)は水や出汁、ワインやオイルに食材を完全に浸した状態にして、ゆっくりと時間をかけて低温加熱する調理法のこと。

ブッシェ・ア・ラ・レンヌはパイ生地の中にクリームソースと、魚介類を詰めてオーブン焼きしたもの

 中心のパイの周りに和牛スライスのポシェが二切れ、焼き玉ねぎブロッコリーを配置してある。

 和牛スライスのポシェは美味しかった。でも、たまたま前日自宅で飛騨牛の切り落とし(切り落としだからお値打ち)をスープで低温からゆっくり火入れしたしゃぶしゃぶ風のものを作ったが、その方が美味しかった(タイミングが悪いね。まあここでこういうことは言ってはいけない😅

 焼き玉ねぎもおいしい

 

デセール

⚫︎Le blanc-manger au yaourt et au kiwi mariné

 キウイのマリネ ヨーグルトのブランマンジェ

 

⚫︎La bouchée de Hassaku sauce au citron et chocolat blanc

 八朔のブッシェ

  レモンとホワイトチョコレートのソース

 

八朔の上にここでもポップフラワー風抜き型を配し可愛さ演出

その横ルージュな花の下はアイスクリームかと思ったら丸く焼いたミックスカステラ状のブッセだった、

しかしブッセと書かれているが美味しくない。無くて良い。アイスクリームならよかったのに。 でも、ホワイトチョコレートのソースはまあまあおいしい。

 

⚫︎Les mignardises

 小菓子とコーヒー

  カヌレ等

コーヒーはエスプレッソをお願いした。

 …………………………

 ワインはまあまあの味で、ググルと市販価格1本4000~9000円で今回の料理のレベルからするとそれより2ランク上のクラスでした。

ワインのレベルに合わせた料理ならよかったのに。

星付きや美味しいと有名な店では、ときどき何か新しい気付きや料理の斬新さや奥深さを見つけるものですが、今回は何もなかった。

 

 下りエレベーター

ああ夜景が綺麗だ。今夜の1番のご馳走でした。