テレビで中国の格差社会のドキュメントを
やっていた。

NHKスペシャル 激流中国「超格差社会の壁」
▽10億円の邸宅と錬金術
▽引き裂かれる親子・貧困村の出稼ぎ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070401.html

日本も格差社会と言われ久しいがここまでの
格差は無い。恐ろしい状況だ。「豊かになれる
ものから豊かになれ」と成長を最優先してきた
中国の現状がそこにあった。

ボロボロに風化して穴のあいた靴を履き、風呂
も洗濯も無縁かと思える汚れた顔や手や服の
子供たち。氷点下20度にもなる夜に暖房も無い
部屋で薄っぺらな布団に包まって寝る子供たち。

そんな中でも勉強することが唯一そこから抜け
出す方法だとしがみつくように勉強をする子供
たち。そしてその子供の学費を稼ぐため出稼ぎに
行き、日当600円の日雇いの仕事を探し町を彷徨う
その親たち。

格差社会の底辺の激貧ぶりには恐怖すら覚える。
しかし、そんな底辺から這い上がってくるハン
グリーな子供たちのパワーに、中途半端に裕福な、
ぬるま湯で育つ日本の子供たちは太刀打ち出来ない
だろう。そんな子供たちが社会に出るころの日本
の競争力を思うと、これもまた恐怖だ。




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昨日会社の某君がソニーの新品のピカピカのデジカメを
持っていた。普通に買うと3万は下らないそのデジカメを
彼はタダで手に入れた。そのシナリオはこうだ。

彼はもともとミノルタの古いデジカメを使っていた。それは
何かの景品で手に入れたもので数年前の一世代どころか
二世代以上前の製品だ。

そのデジカメがある日壊れた。数年間使い古して性能も
今日的には十分じゃない。修理代をかけて直すほどの
価値も無い。普通であれば買い換えるところだが、悪知恵
の働く彼は一計を講じた。

もともと景品でもらった物なので保証書には販売店や
購入日の記載が無い。そこに目をつけたわけだ。保証書
をスキャンしてパソコンに取り込み、販売日を示す日付印
を偽装。見事に保証期間内であるかのごとき保証書をの
イメージを作り上げた。

通常、製品のメーカー保証は製造日基準ではなく、販売日
を基準として保証期間を定めている。これは製品が販売店
で長期在庫になるケースもあるため、それに対応した処置だ。

また、ミノルタはコニカに買収され、コニカミノルタに、そして
事業売却により現在はソニーが旧ミノルタ製品のサポート
の窓口となっている。ソニーのサポート部門は、よく分かりも
しない他のメーカーの製品のサポートを押し付けられて困惑
していることだろう。

そんな間隙を突いて、彼はソニーのサポートに電話、言われ
るがままに偽装した保証書をFAXで送信。ソニーではそんな
に古いミノルタ製品の修理はそもそも出来ない様子で、代替
でソニーの現行製品との無償交換が提案された。もちろん
彼はその提案を受諾。そして昨日その交換品のソニーの
新品のデジカメを手にしたわけだ。

もちろんソニーのサポート担当者も彼の作った偽装保証書を
100%信用したわけでは無いだろう。しかし顧客を疑うという嫌
な思いをしてまで追求はしたくない。会社としても社員が長々
と時間をかけてそんな追求をされても困る。末端価格数万円
のデジカメも製造原価は所詮数千円。怪しい保証書の裏づけ
を取るのに社員を半日動かす人件費より製品一台の原価の方
が安い。こんなケースは他にもあるだろうが、きっと、ごたごた
言わずにサクッと交換してしまえとでも業務ルールで決まって
いるのだろう。

もちろん彼も最初から新品のデジカメが手に入ると思っていた
わけでは無いだろう。きっと最初は無料で修理してもらえたら
儲けものぐらいの軽いノリだったのだろう。意外や新品のデジ
カメが手に入ることを知って、一番驚いたのは彼自身かも
しれない。

一見、彼は新品ピカピカのデジカメをタダで手に入れて「めで
たし、めでたし」だが、果たしてそうだろうか?この話を聞いた
貴方はどう思っただろう?

「そうかー、そんな手があったか!賢い~!俺もやろー!」
「いいなー、俺も新しいデジカメが欲しい。。。」

いやいや、

「えー、なんだか酷いなー。。。」
「酷でー、極悪やなー!犯罪やでー、それ!」

もともと、おおらかな人柄の彼を、俺はいいヤツだと思っていた。
でも、「見損なった」とはこうゆうときに使うのだろう。昨年世間を
騒がせた事件以後聞くようになった「拝金主義」という言葉が頭
に浮かぶ。金のためなら人をも騙す。人間の嫌な面を見た。
嫌悪感だ。

彼がソニーから騙し取ったソニー原価にして数千円は今後一定
期間にソニー製品を購入する数万人が平たく負担するわけで
実害としては無視できる程度しか無いだろう。しかし、釈然としない。

俺はこう思う。

「3万円のデジカメと引き換えに、彼の人生の質は3万円低下した。」

今回のことが彼の中に微かな罪の意識を残したことが唯一の
救いかもしれない。
今日のバカ上司、会議を召集。社内のとある
実績の集計を月次から日次に変更したいとの
こと。よりリアルタイムに近く実績を認識して
予算との乖離を埋めるための対策を講じていく
ことは良いことだ。

しかし。。。流石、バカ上司、期待通り話題を
提供してくれた。

バカ上司が召集したにしては至極まっとうな
この会議。目的を達するための手段について
熱い議論を交わし、それなりに充実した内容
で幕を閉じようとしていたが、いちおう念の
ために確認してみた。

「実績を日次で集計して認識した後、どのよう
に対策策定につなげるのか?」

無策だった。半分予測していたが、やはり無策
だった。ありがちな展開だ。「手段と目的」を
はきちがえる、手段を講じただけで目的が達せ
られたような気になる、無能な人間の典型的な
行動パターンだ。

流石、バカ上司、期待を裏切らず今日もバカ上司
ぶりを遺憾なく発揮。ここまで期待通りの落ちを
見せてくれるとは。バカ上司ウォッチャーとしては
ちょっと嬉しくもあったりする。ある意味、充実
した会議だった。




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