シベリウス:「樅の木」のために。 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

北欧フィンランドの作曲家、シベリウス。
彼の人気のピアノ曲に、「樅の木」という一曲があります。

わたしも大好きな曲ですハート

テクニック的にそんなに難しくない、とされていますが、冒頭でセンスとタッチの深さ&コントロール力が問われます。

この部分です下矢印
 



レッスンすることも多い曲ですが、たいてい、このアルペジオが軽すぎます。
そして、穏やか過ぎる。

北欧のさわやかさを強調するのか、爽やかで穏やかな演奏が多いですニコニコ。

でも、わたしはちょっとイメージがちがって。
「樅の木」のどっしり感と。
そのまわりに漂う、空気の静謐さを出したいな、と思っています。


だから、冒頭のアルペジオは、しっかりと張っている大木の根のように、深く深く弾きこみたい頑張る

続くレントの部分は、右手の三拍子に対して、左手が二拍子。
冒頭のアルペジオでは明確に提示されていない拍子感。
ここでも、まだ浮遊しています。

その三拍子がはっきりと打ち出されるのが、このドルチェかから先ですおぉ!
 


森の精が、大木の樅の木の周りを軽やかに舞うかのように、表現したいきらきら

たった1ページのなかに、なかなか盛りだくさんの表現が求められる曲です。



冒頭のアルペジオに戻ってポイント。

ここのタッチの深みとコントロールそして表現力をつけるためには、一旦、激しくねちっこく弾いてみることが大事だと思います。

最大限にまで、深く弾きこみ、うねりをつける。
そのタッチの深さはそのままで、P(ピアノ)のイメージを創りだす……。

初めから、美しさやP(ピアノ)を追求すると、平ぺったいだけに納まりがちです。



あ。
その前に、この「樅の木」のイメージを、自分なりに思い描くことも忘れないでくださいね(*'∀`*)v

ユーチューブなどの音源聞いて、そのイメージを真似するのではなくて。
あなたの思う「樅の木」を、ぜひ創りだしてください。

それができれば。
あとは、そのイメージを表現するために、どう指や体を使っていくかを当てていくだけですニコニコ。



 
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