残念だ人だな、と思うことがあります。
例えば、美味しいお肉を頂いたので、
そのお肉がぜひ、もう少し食べたくて、
「お店を教えてください」
とお願いしたら、
「じゃあ、今度、また買って行ってあげるよ」
と、絶対に、そのお店を教えてくれない人。
いただいた煮豆がとても美味しかったので、
「ぜひ、作り方を教えてください」
と言ったら、
「わたしが作ってあげるから、そんなの覚えなくて大丈夫」
と、絶対にレシピを教えてくれない人。
草取りの仕方が、とてつもなく美しいので、
「ぜひ、一緒にやらせてください」
と、お願いしたら、
「そんなもんは、やってればわかる」
と、鼻で笑った人。
教えてしまったら、自分の価値がなくなる、と思っているのかな
確かに、それを商売にしていて、
それが一子相伝の奥義、とでも言うのなら、仕方がない。
でも、そうではないのなら、どうして、そんなに出し惜しみをするのかな。
自分の持っているキラキラは、
誰かに伝えることで、またきらきらの場を増やしていく。
そのきらきらで、幸せになる人がきっと増えていく。
ピアノでも。
着物でも。
人生でも。
ちょっとしたレシピでも。
自分の持っているものは、出し惜しみすることのない人でありたい
そんなことを、思うこの頃。