以前、
「復讐についてご相談をいただきました」。
ということで、「復讐」についてのあっさり記事を書かせていただきましたが、
「復讐」と言ったら……。
今回は、そのいただいた、
「復讐をしたいのです」
のご相談についてのお返事です。
Q:「復讐したいのです。それぐらい憎いです。
わたしはある人に裏切られました。
悔しくて悔しくて、眠られず、体まで悪くしました。
恨むな、と人は言います。
人を恨むなんて、お前のほうが恐ろしいと言われます。
わたしが悪いのでしょうか。
許せないわたしが、悪いと言われるなんて、どうしてでしょう。
こんな気持ち、あなたにわかりますか」
というものでした。
それ以上の書き込みもなく、わたしもお返しすることはありませんでした。
お答えいたします
復讐に対する思いは、いつの時代もあったようですね。
古今東西、「復讐劇」なるものが歴史に書かれたり、物語に書かれたり、
そして、多くの人を惹きつけてきたことから、
いつの時代においても、そういう思いに囚われる人がいる、
ということかもしれません。
そして、なぜ、その物語が人を惹きつけるのか……。
それは、復讐を遂げることが、
とても難しいからです。
人は、自分で成し得ないものに、憧れを抱きやすいです。
そう。
復讐は、とても難しいのです。
だから、ドラマになるのです。
復讐=韓国ドラマ。
そんな図式も出来てしまうほど、韓国のドラマでは、
「復讐」がテーマとなっていますね。
そのドラマをご覧ください。
復讐に成功するのは、
・頭脳明晰
・健康な体
・強靭な精神力
・人を巻き込む魅力
に、あふれた人間ばかりです。
そして、大抵の場合、復讐の過程で手に入れたものは、
復讐達成のおりには、遅かれ早かれ、お返しする……。
そんな、
・一個人の利益のためではない、こころの清らかさ
・あくまで、裁きは法にゆだねる公平さ
が必要なようです
この時点で、わたしには無理、と思います。
あなたはどうですか
でも、
復讐したい、というまでの怒りに囚われている人にとって、
「復讐が無理か否か」
なんてことは関係ないことですね。
それぐらいの怒りに打ち震え、誰かに失望し、
悲しみが沸騰しまったのですよね。
人を愛することを知っているあなただからこそ、
そこまで、人を憎むことが出来るのだと思います。
それもわかります。
なので、どうしても「復讐」をしたいあなたは、
「復讐を決意すること」です。
でも、ここで焦ってはいけません
あなたは、復讐したい相手に、今は勝てません。
勝てないから、負けたのです。
自分の負けを、今の時点では認めることです。
確かに、その人は、酷い人かもしれません。
でも、あなたより何かに秀でているものがあるから、あなたは負けたのです。
今のままのあなたでは、
しかも、敗北によって、ずたずたになっているあなたでは、
その相手には勝てないのです。
勝てなくては、復讐はできません。
そのことを、まず、しっかりと受け止めることです。
……長くなってしまいました
続きは、また、明日。
少し前の満月です。
綺麗でしたよ