お寺のピアノ教室ffでは、10月末の発表会と前後して、
5人の新しい生徒さんをお迎えさせていただきました
ありがとうございます。
今から来年の発表会が楽しみでなりません。
きっと、みんな可愛いだろうな~~~~
(小さい生徒さんたちが使う教材は、カラフルでかわいい)
お寺のピアノ教室では、現在のところ、レベル別でお月謝が上がっていく、
というシステムは取っておりません。
みんな、月のお月謝は、5000円/30分。
独身でバリバリ、多くの生徒さんを教えていたときには、
レベルごとにお月謝を変えていたし、ベースのお値段も高かったです。
今でも、もう少し、お月謝をあげても良いな、とは思います。
ちゃんと勉強しているし、きちんとしたレッスンには自信があるし。
でも、わたしのレッスン目的としているのは、
「音楽を趣味として、人生を楽しんでくれること」
ピアニストになってもらうことではないのです。
中には、専門に進みたい生徒さんもいらっしゃいますが。
人生をピアノと共に楽しんでもらうには、
最低は10年続けて欲しいと思うのです。
年中さんから始めたなら、中学3年まで。
小学1年生で始めたなら、高校2年になって、満10年です。
そこまで、毎月毎月のお月謝を支払っていただくのです。
そして、趣味でやっていただくなら、
当然「本業」には、それ以上のお金を費やしていただく必要があるのです。
そして、わたしの教室には、兄弟で通って下さる方が多い。
そう思うと、5000円の設定。
これには、我が家の失敗もありました。
我が家の息子2人は、バイオリンを習っていたのですが、
1人が1万超えでした。
小学生の時点で、2人で25000円を月々お支払していました。
とても熱心な先生で、そのお値段は妥当だと思うのです。
でも、我が家には、苦しかったんです……。
バイオリンはなかなかに上手で、嫌いではなかったと思うのですが、
誰にでも来る、「忙しいわ、生活リズムをつかめない中学1年時代」を、
親子で乗り越えられませんでした。
「こんな高い月謝を払っているのに、練習しないなんて、お金がもったいない」
とか、
「練習していかないなんて、先生に失礼よ」
とか、なんとか、かんとか……。
高校生になったとき、長男が言いました。
「バイオリン、続けていればよかった……」
……親として、胸がえぐられるような一言でした。
きのうも言ってたし……
そんなこんなで。
いろいろあって、練習できない時期があっても、
練習しないのに、レッスンだけに行く日が何回か続いても、
「5000円ぐらいならね……」
と、思って下さる親御さんが多くて、この値段に決定しました。
1人1人、長く続けていただくのが目的です。
そして、この一宮でピアノ教室を開始して今年で10年。
そして今年、満10年を迎える生徒さんが誕生します
もうもう、嬉しくて
その生徒さんたちが、揃いもそろって、
「ピアノ大好き」
と言ってくれるのだから、たまりません
今のわたしに大切なのは、
「ピアノが好きで、音楽と幸せな人生を生きる人を育てること」
なのです