人を100%信じてはいけない。 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

年末に、悲しい記事を見つけました。

それは、渡辺和子さんの訃報を知らせる記事。

 

「置かれた場所で咲きなさい」

という著書がベストセラーとして残されましたが、

その他にも、魅力的な本を残されました。

多くが、わたしの愛読書になっています。

 

このお顔、大好きでした。

 

 

 

この方のお父様は、陸軍中将で旭川第7師団長だった渡辺錠太郎

53歳の時の子であった。4人兄姉の末っ子で次女[3]

1936年成蹊小学校3年生で9歳の時に二・二六事件に遭遇。父の居間で、当時大将教育総監だった父が青年将校に襲撃され、43発の銃弾で命を落としたのを、わずか1mほどの距離から目の当たりにした[3]

(Wikiより抜粋拝借)

 

わたしの暮らす一宮の隣、岩倉市のご出身で、

帰郷されたときには、岩倉駅が人で溢れたそうです。

(寺の父より聞きました)

 

渡辺和子さんの言葉で、感銘を受けた者は沢山ありますが、

その中で、大事にしているものは、

 

「人を100%信頼してはいけない」

 

ということ。

相手もわたしも人間。

人間であるからには不完全であり、間違うこともある。

裏切られることもあるかもしれない。

そのときに、100%信じてしまっていたら、相手を許せなくなる。

 

だから、もしかして、相手が間違ってしまった時に、

相手をゆるすために……。

そのために、2パーセントぐらいの「信じない」を残しておきましょう。

 

そんな意味の含まれた、

「100%信じない」。

 

わたしたちは、自分のために、相手を信じます。

そして、それが裏切られると、相手を憎む。

相手の責任にします。

「信じていたのに……泣」と。

 

でも、それは自分を悪者にしない手段でもあります。

相手を信じたわたしは悪くない。

裏切った相手が悪いのだ、と。

 

わたしも去年から続けて今年になっても、そんな「裏切り」を体験しました。

とても近しい人でした。

けれど、それは、相手にとっては裏切りでもなんでもない、という事実。

 

そんなことはいくつもあるもの。

そんなときに、この、

「100%信じない」

を、唱えます。

 

あの人とわたしは、決して100%同じ人間ではないのだから、

どんなに近しくても、同じ体験をしていてさえも、

100%同じ思いを持つわけがないのです。

 

どうして、裏切るの。

 

そんなことを考えても、仕方がないのです。

 

人は、自分が善である、と信じることをする。

それは自分にとっての「善」なのです。

 

 

若い時、修道女になりたい、と本気で考えたことのあるわたし。

縁あって、お寺に来ましたが、

その後も、渡辺和子さんの言葉は、わたしの生きる道しるべでした。

 

これからも、そうあり続けると思います。

 

渡辺和子さん。

あなたの存在が、わたしを支えてくれました。

ありがとうございました。

 

 

 

こちらの本にも上矢印

「2パーセントの余地」として書かれています。