「早く早くは誰のため?」@嫁にやってはいけない100のこと【其の3】 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

先日から始まりました

「嫁にやってはいけない100のこと」。
(始めた理由は右矢印こちら

本日も不定期&気紛れにアップですきゃあ



あるお寺へ嫁いだ、Bさんのお話です。


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うちのお義母さん、とにかくパニックになるの。

例えばね、何かの行事で、20人とかお客様が一挙に来たりするでしょ。
そうするとね、パニックになって、やたら走り回るわけ。

というか、いつも走ってるのよ。

電話が鳴った、と言っては走り。
お客さんが来た、と言っては走り。

走らなくたって、間に合うのにね。

で、お茶を出すにも、小走りなの。

お菓子を持って行っても、すぐにお茶を出しちゃう。
まだお客様が、お菓子に手も付けていないうちによ。

とにかく早く、早くって、そればかり。

で、飲み終わったら、すぐにお茶碗下げにいくの。
お客様は、お茶碗を眺めてる余裕もない。


わたしがお客様の頃合いを図っていると、

早く持って行って。
早く下げて。


まだ、お菓子を召し上がっている途中です、と言うと、
「だからなんなの? 早くして」って……。


後から言われたわ。

「あなたは、大勢のお客様をお相手するのには慣れてないんだから」
って。

そうね。
わたしは、お寺のことには慣れていない。
でも、気づかいは、お寺だけのものじゃないわよね。


誰のために、「早く」とせかすのか、わたしにはわからないわ。
あれでは、おもてなしにはならないと思うんだけれど……。


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実は、B子さん、
ある茶道のお家元近くでお稽古し、
独身の頃は大きなお茶会のお手伝いもよく、されていました。

なので、大寄せで何百人と来るお客様をさばくのには慣れています。

そして、格式のあるお茶会のお手伝いもされていたので、
「頃合いを図って」お出しすることが当たり前にできます。



一方で、確かに、お姑さんは、いつも走っています。
ばたばたと、ひっきりなしです。

わたしもお茶をいただいたことがありますが、
お菓子が出てくると同時ぐらいにお抹茶が出てきますし、
飲み終わったと思ったら、すぐにお姑さんがお茶碗をさげにいらっしゃいます苦笑



小走りに走るお姑さんに、何を言われても、人前では笑顔のB子さん。

きっと、そんなB子さんに、ほっとするお客様も多いと思いますよニコニコ。





「早く、早く」
とは、誰のためなのでしょうか?
すくなくとも、お客様のためではありませんよね笑


お嫁さんの、
「まだお菓子を召し上がっている途中です」
の言葉に、
少しでも気をとめていただけると良いのですが。


それと、できればお互いに。

たまには、「出来る自分」を手放してみませんか?


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