すっきりと晴れた、月曜日の朝。
今日は、わたしが所属する、読み聞かせサークルの一大イベントの日。
小学校6年生に、「卒業読み聞かせ」をする日でした。
毎年、卒業生に、
6年間、読み聞かせを聞いてくれてありがとう。
これからも、本が好きでいてね。
卒業おめでとうございます。
の、気持ちを込めて、やらせていただいております
今年の本は、こちら。
つなみてんでんこ はしれ、上へ!
2011年3月11日。
東日本大震災のあの日、大津波をみんなで生きのびた釜石の子どもたちの「そのとき」を、
力強い絵とともに描いた、ドキュメンタリーです。
この本を、卒業読み聞かせに、と聞いたとき、
正直、ちょっとお祝いには不向きなのではないか、と思いました。
サイレンの音。
崩れる山の音。
津波が迫りくる音……。
リアルに効果音をつけることに夢中になってしまい、恐ろしさが際立ってしまうのでは
意見も、言い合いました。
その結果、
シンプルに、波の音を主体にした効果音。
選んだお母さん方の思いも、最後に短く伝えてもらう。
ことに、落ち着き。
結果、とても素敵な「お祝い」になったと思います
お祝いの品として、有志の方が作ってくださった、記念のしおり。
うちの下の子も、今年卒業です。
小学生の子供は、もういなくなるのですが、これからも、
一緒に、本を読もう
一緒に、本を楽しもう
この機会を与えて下さる、学校と、子供達に感謝
そして、言いたいことはハッキリ言ってしまうわたしに、寛大な仲間に感謝
その気持ちを忘れずに、このボランティアに参加し続けたいと思います。
6年生のみなさん。
6年間、一緒に読み聞かせをさせてもらい、楽しかったです。
ありがとう。
どうか、これからも、本を楽しんでくれますように