今週は、同じようなネタが多くてイマイチな感じなので、ちょっとネットガリバーについての話を書きたいと思います。
<グローバル>
世界の巨大ネット企業と言えば、いわずとしれたfacebookが有名ですが、それと台頭に戦えるのが中国のテンセント(Tencent)です。
以前の『hirog』で両社の比較について書いたことがありますが、ユーザー数と売上だけを見ていると、ユーザー数がfacebookの9億5千万に対してTencentが7億5千万、売上はfacebookが1184百万ドル(約926億円)なのに対してTencentは96億元(約1152億円)となっていて近い感じです。
最近、facebookが株価を下げていたので、現時点ではTencentが時価総額でfacebookを上回りました。
実際には、それぞれ特色があります。
Tencentはインスタントメッセンジャーから始まって、それからニュース、オンラインゲーム、コマース、ミニブログなどとインターネットコングロマリット化を進めてきた経緯があります。今も売上の55%はオンラインゲームが占めています。
中国では圧倒的なユーザーを確保しており、ネットを使っている人のほとんどがアカウントを持っているのが特徴です。
これに対して、facebookは最初からSNSで始まり、収益は広告がメインで売上の85%をl構成しています。
私は、どちらもヘビーに使ったことがありますが、facebookは人のつながりが楽しく、Tencentは仕掛けやサービスそのものが楽しいという印象があります。
個人的に気になるのは、テンセントの場合はセキュリティ、facebookの場合はプライバシーです。
テンセントのアカウントは何度か乗っ取られたことがあるのと、facebookのプライバシー懸念はここであらためて言うまでもないかと思います。(ついさきほど米連邦取引委員会とFacebookとの間でプライバシー問題についての和解が成立し、ユーザー情報の共有を行う場合には、明確な通知をすることとなったようです)
facebookは、グローバルにまんべんなく普及させていますが、Tencentは海外展開があまり得意ではなくなかなか広まりません。
個人的には、日本戦略をうまくやれば、Tencentが日本市場を穫ることができたのに...と思います。
<国内>
一方の国内において、インターネットの巨大企業と言えば、時価総額が1兆円を超えているヤフージャパンと楽天です。
グローバルの2社の事業領域でもあるソーシャルの分野では、mixi、GREE、DeNAなどがありますが、mixiは後退感がありますし、GREEやDeNAもゲーム色が強いため、個人的にはまだガリバーは存在していないと思っています。
ヤフーと楽天は、インターネットという括りでは一緒ですが、実際のビジネスは大きく異なります。
ヤフーは検索から始まり現在のビジネス領域は多岐に渡っていますが、楽天は最近電子書籍リーダー「kobo」を発売していますが基本はコマースで商材を扱っている流通に近い事業です。
最近の注目すべき事項としては、ヤフーの経営陣一新と、その後のスピード感ある攻めの姿勢です。
経営陣が若返ったのに加えて、ヤフーは執行役員や事業部長クラスの層が厚いのです。しかも、彼らの強みはベンチャー経営者としての経験があること。
対する楽天は、三木谷社長を王様とするピラミッド構造。
どちらが良いということについては、私はコメントできる立場にありませんが、この対照的な2社が今後どうなっていくかについては興味があります。
今後は、これら2社に加えて、サイバーエージェントやNHNジャパンが仲間入りする可能性があります。
サイバーエージェントは良いポジションにつけているし、優秀なスタッフも集まっていると思うのですが、過日のアメーバピグの件のようにユーザーを敵にまわすようなことをしてしまうのは心配です。
「LINE」で勢いにのるNHNジャパンも面白いのですが、スタンプなどで若年層や女性には絶大な人気を誇っても、PCに力を入れているわけではないので中年層などを取り込めるかどうかが鍵になる気がします(もっとも彼らはそこにターゲットをおいていないと思うのですが、あくまでfacebookやTencentと同じ土俵で考えての話です)。
2社がいけるかどうかは、天狗にならないかどうか(マーケットやユーザーの声を聞けるか)にかかっていると、個人的には思っています。
ガリバーになってしまえば、たとえ新しいサービスや流行が出てきたとしても、判断さえ誤らなければ、後発であっても膨大な資金力と圧倒的な告知力でカバーしていけると思うので、強いですよね...。
日本から早く、グローバルに通用するインターネットガリバー企業が出てきて欲しいです。
<グローバル>
世界の巨大ネット企業と言えば、いわずとしれたfacebookが有名ですが、それと台頭に戦えるのが中国のテンセント(Tencent)です。
以前の『hirog』で両社の比較について書いたことがありますが、ユーザー数と売上だけを見ていると、ユーザー数がfacebookの9億5千万に対してTencentが7億5千万、売上はfacebookが1184百万ドル(約926億円)なのに対してTencentは96億元(約1152億円)となっていて近い感じです。
最近、facebookが株価を下げていたので、現時点ではTencentが時価総額でfacebookを上回りました。
実際には、それぞれ特色があります。
Tencentはインスタントメッセンジャーから始まって、それからニュース、オンラインゲーム、コマース、ミニブログなどとインターネットコングロマリット化を進めてきた経緯があります。今も売上の55%はオンラインゲームが占めています。
中国では圧倒的なユーザーを確保しており、ネットを使っている人のほとんどがアカウントを持っているのが特徴です。
これに対して、facebookは最初からSNSで始まり、収益は広告がメインで売上の85%をl構成しています。
私は、どちらもヘビーに使ったことがありますが、facebookは人のつながりが楽しく、Tencentは仕掛けやサービスそのものが楽しいという印象があります。
個人的に気になるのは、テンセントの場合はセキュリティ、facebookの場合はプライバシーです。
テンセントのアカウントは何度か乗っ取られたことがあるのと、facebookのプライバシー懸念はここであらためて言うまでもないかと思います。(ついさきほど米連邦取引委員会とFacebookとの間でプライバシー問題についての和解が成立し、ユーザー情報の共有を行う場合には、明確な通知をすることとなったようです)
facebookは、グローバルにまんべんなく普及させていますが、Tencentは海外展開があまり得意ではなくなかなか広まりません。
個人的には、日本戦略をうまくやれば、Tencentが日本市場を穫ることができたのに...と思います。
<国内>
一方の国内において、インターネットの巨大企業と言えば、時価総額が1兆円を超えているヤフージャパンと楽天です。
グローバルの2社の事業領域でもあるソーシャルの分野では、mixi、GREE、DeNAなどがありますが、mixiは後退感がありますし、GREEやDeNAもゲーム色が強いため、個人的にはまだガリバーは存在していないと思っています。
ヤフーと楽天は、インターネットという括りでは一緒ですが、実際のビジネスは大きく異なります。
ヤフーは検索から始まり現在のビジネス領域は多岐に渡っていますが、楽天は最近電子書籍リーダー「kobo」を発売していますが基本はコマースで商材を扱っている流通に近い事業です。
最近の注目すべき事項としては、ヤフーの経営陣一新と、その後のスピード感ある攻めの姿勢です。
経営陣が若返ったのに加えて、ヤフーは執行役員や事業部長クラスの層が厚いのです。しかも、彼らの強みはベンチャー経営者としての経験があること。
対する楽天は、三木谷社長を王様とするピラミッド構造。
どちらが良いということについては、私はコメントできる立場にありませんが、この対照的な2社が今後どうなっていくかについては興味があります。
今後は、これら2社に加えて、サイバーエージェントやNHNジャパンが仲間入りする可能性があります。
サイバーエージェントは良いポジションにつけているし、優秀なスタッフも集まっていると思うのですが、過日のアメーバピグの件のようにユーザーを敵にまわすようなことをしてしまうのは心配です。
「LINE」で勢いにのるNHNジャパンも面白いのですが、スタンプなどで若年層や女性には絶大な人気を誇っても、PCに力を入れているわけではないので中年層などを取り込めるかどうかが鍵になる気がします(もっとも彼らはそこにターゲットをおいていないと思うのですが、あくまでfacebookやTencentと同じ土俵で考えての話です)。
2社がいけるかどうかは、天狗にならないかどうか(マーケットやユーザーの声を聞けるか)にかかっていると、個人的には思っています。
ガリバーになってしまえば、たとえ新しいサービスや流行が出てきたとしても、判断さえ誤らなければ、後発であっても膨大な資金力と圧倒的な告知力でカバーしていけると思うので、強いですよね...。
日本から早く、グローバルに通用するインターネットガリバー企業が出てきて欲しいです。