今週は、ザッカーバーグが日本で開催されたFacebook関連のカンファレンスへ突然出席をするというサプライズがあり、その時間帯は私のソーシャルメディアタイムラインは、そのネタで埋まっていました(^^;)。

先週の中国系米国人の彼女とのお忍びで上海デートも報じられていましたが、時を同じくしてアップルのクックCEOも中国を訪問していました。

これは偶然なのでしょうか?

そういえば、さきほどFacebookがサーチエンジンを開発してGoogleに対抗するみたいなネタも出てきてました(真偽のほどはまだ不明)。

では、今週のweb業界の注目ニュースです。



<グローバルトピックス>

1. カップルのためのアプリ

今週、もっとも話題になっていたのが「Pair」。

「出会い」の場を提供するアプリやサービスは数知れずありましたが、既に出逢っている二人をフォローするサービスが少なかったこともあり注目されているようです。

二人でメッセージや画像交換ができるほか、特徴的な機能として「好きだよ」ボタンや、親指で同じ画面の位置をなぞると双方の携帯が振動しちゃうみたいです。

ちょっと乱暴な言い方をするなら「LINEのカップル版」と言った方が早いかも知れません。

このPairは、米国の著名インキュベータであるY Combinator出身のスタートアップです。



2. Y Combinatorデモデーの注目スタートアップ

今週は、既述した「Pair」も出したY Combinatorのデモデーが開催されました。

次の世代を担う企業のタマゴが生まれる可能性が高いこのイベント、著名ブログニュースサイトであるTechCrunchチームが選んだベスト10をご紹介します。

1)Carsabi(中古車を買うための検索エンジン)

2)Pair(既出のカップルアプリ)

3)Priceonomics(オンライン価格ガイド)

4)Your Mechanic(自動車修理工と利用者をつなぐサービス)

5)Sonalight(運転中に声だけでテキストメッセージを送るアプリ)

6)42Floors(オフィススペース紹介サイト)

7)Exec(自分専用のアシスタント外注サービス)

8)Midnox(iPhoneで撮影したビデオをリアルタイムで手ぶれ補正するアプリ)

9)Crowdtilt(誰でもクラウドファンディングできるサービス)

10)iCracked(壊れた端末を30分以内に相場の半額で訪問修理するサービス)



3. 日本最初のY Combinator出身企業

本来は国内のところに載せるべきかも知れないのですが、日本企業で最初のY Combinator発のスタートアップである「Anyperk」は、有料のwebサービスをスタートアップが無料もしくは格安で利用できるというサービスを提供しています。

このサービスを利用できるスタートアップはシード資金からシリーズAまで何らかの資金調達をしていること。

発想が面白いですね。



4. Google関係

1)無料ストレージサービスリリース間近!?

最近、ポツポツと「Google Drive」なるグーグルのストレージサービスについてのリーク記事が出始めています。

サービスインインが近い証拠でしょう。

これらによると、2GBという噂だった無料ストレージは5GBになる見込みだそう。

これが実現するとDropboxの2GBを超えてAmazonと同じになります。

ストレージは無料容量拡大競争が激化してます。

ユーザーにとっては嬉しい話ですが...。



2)Google Playで月額課金?!

「Android Market」あらため「Google Play」において、アプリ提供者にとっては朗報な月額課金が開始される見込みであるとの記事がありました。

携帯コンテンツにおける月額課金は、日本のドコモのiModeが開始したものの世界的なスタンダードとはならなかったもので、AppStoreでもかねてより噂されつつ実装はされていませんでした。

個人的には大注目です。



5. 世界のソーシャルメディアブランド価値

スイスのブランド価値機関による世界のソーシャルメディアブランド価値ランキングによるベスト10は以下のとおりでした。

1)Facebook 2)YouTube 3)Twitter 4)Qzone(中国)  5)Sina Weibo(中国)

6)Badoo 7)LikenIn 8)Tencent Weibo(中国) 9)Zynga 10)Habbo(フィンランド)

日系はいつランクインできるのでしょうか...(^^;)。



6. クラウドファンディング法案可決

クラウドファンディング法案と言われる「JOBS Act」が米国の上下両議会で可決されました。

これが施行されれば、個人投資家からの資金調達がしやすくなります。

日本もそうなってほしいですね。



7. SingTelがAmobee

シンガポールテレコムが、米国のAmobeeというモバイル広告会社を321百万ドルで買収することになりました。

Amobeeは昨年シンガポールに新本社をオープンし東南アジア企業と積極的に提携をしてきました。

シンガポール企業が、米国の、しかも3億ドルを超える大金での買収というのは驚きです。



8. RIM決算

スマートフォンの先駆けと言われるブラックベリーを提供するカナダのRIMの決算発表がありました。

売上が前期比25%減少、利益が前期9億ドルから1億ドル以上の赤字となり、androidやiPhoneの台頭で出荷台数は80%減少したそうです。



9. その他

1)中国版Wikipedia

Hudong(互動百科)が800万人民元を投資してモバイルに本格参入するとの記事がありました。同社は既に4.5億元の資金調達済みです。



2)Jessica Albaのスタートアップ

米国の女優Jessica Albaの子供向け定期購買サイトのHonest.comが27百万ドルの資金調達をするそうです。

http://www.honest.com/



<国内トピックス>

1. スマホ経由のタクシー売上3億円を突破

日本交通が、マイクロソフトと提供している「タクシー配車アプリ」が35万ダウンロードを超え、アプリ経由の売上が3億円を突破したそうです。

私は前職でタクシー会社に同様のサービスで営業をかけたときは見向きもされませんでしたが、時代には逆らえないですね...。

将来はいわゆる「流しタクシー」はいなくなるかも知れません。

今週はイギリスのタクシーアプリを提供する「Hailo」が17百万ドルを調達したというニュースもありました。



2. アドウェイズがDeNAと戦略提携

アドウェイズが、Mobageのフィーチャーフォン版とスマホのアフィリエイト広告枠を独占販売するそうです。

これまでアドウェイズはグリーの広告販売で業績を伸ばした経緯があります。

岡村社長に直接話を聞いたわけではありませんが、何かあったのかなと思っちゃいました(^^;)。



3. 官民ファンドが電子出版企業に巨額出資

産業革新機構という官民ファンドが、出版デジタル機構という出版社連合の 電子書籍事業を行う新会社に150億円出資したそうです。

勉強不足でこの官民ファンドの存在を知らなかったので調べてみたのですが、政府から1,000億を超える資本投入を受けて設立され、しかもなんと政府から1兆8千億円の保証枠をもらっているらしいです。

「革新的」な産業へ投資することが使命の同機構の今回の投資は、国内の電子書籍化の推進が目的ということですが、ぶっちゃけそこかよ、という感じも否めません(^^;)



4. iQON

コーディネートを投稿するソーシャルファッションサイトである「iQON」の一ヶ月の訪問者数が100万人を超えたとのニュースがありました。

これまでの20倍ものペースだそうで、2月23日にリリースしたiOS向けアプリが好調でアクセスが急増したとのこと。



5. my365

個人的にヘビーユーザーでもある、1日1枚の写真をカレンダー形式で記録していけるiPhoneアプリ「my365」が100万ダウンロードを超えたそうです。

そして、android版も4月にリリース予定だとか。

どうやってマネタイズしていくのかが気になります。



6. 国内利用調査

1)ネット利用調査

あるネット利用に関する調査によると、起きている時間の1/3以上をネット利用に費やしているそうです。

そして、5人に1人がネットがなかったら3時間以内に禁断症状を覚えるとか。

10人中、実に8人もの日本人が、知らない人に自分のPCにアクセスされるくらいなら1億円をあきらめる、という驚くべき結果もありました(^^;)。



2)ソーシャルメディアにおけるシェアについての調査

情報のシェアについての調査によると、1日に複数回情報をシェアする人は21%、1日に1回シェアする人は11.7%いるそうです。

ただ、一部の人にしか関係がない内容が6割もあり、シェアされる内容が不要だと感じる人も6割を超えるとのこと。

シェアすること自体が面倒という人は7割にものぼり、シェア疲れ減少が起きつつあるのかも知れません。



7. その他

1)学習記録を共有するSNS

「Studynote」は、これまで学習の進捗管理ツールとして提供してきたStudylogに変えて、ソーシャル機能を加えてあらたに提供されるサービスです。

資格試験や受験などの勉強の状況を記録して、他のユーザーと情報共有できるSNSで、年間30万人の会員獲得を目指すとのこと。



2)酒飲みソーシャルアプリ

スタートアップアジアに登場した、知り合いの飲み友達をつなぐソーシャルアプリ「Sakebii」がリリースされました。

個人的に酒飲みではないのと、このアプリのメリットがよくわからないのですが、ネタとしてご紹介しておきます(笑)。



3)「Board」

「Board」は、自分の興味のある情報を、「Board」に登録しているユーザーのFacebookやTwitterから引っ張って来てコルクボードに表示するというサービスです。

23日にサービスインしたばかりで登録者が少ないということもあるのでしょうが、あくまで個人的感想は、パッと見、楽しいのですが、期待と内容がマッチしてなくて、継続してアクセスしようとは思えませんでした。

こういう関心や嗜好の情報を集めるのを自動で行うのは、簡単ではないように思います。



<番外編>

1. シャープの筆頭株主が台湾企業に

シャープが電子機器の受託製造大手の台湾の鴻海グループに対して700億近い第三者割当を行い、鴻海グループが筆頭株主になることが決まりました。

液晶事業がうまく行かず支援を願い出たというのが実態だと思いますが、これによりソニーも距離を置き始めた模様です。

鴻海グループは日本ではあまり馴染みがない会社ですが、子会社にあのアップル製品の製造工場で有名なフォックスコンがあります。



2. エイブラハム・リンカーンの生涯

第16代米国大統領リンカーンは、失敗や困難続きの人生だったそうです。具体的には...

9歳のときに母が牛乳が原因で死亡

19歳のときに姉が死産

22歳のときに事業に失敗

23歳のときに州議会議員選挙落選

25歳のときに再度事業に失敗

26歳のときに恋人を亡くす

34歳~39歳にかけて3回下院議員選挙に落選

41歳のときに子供を亡くす

46歳のとき上議員選挙に落選

49歳のとき上議員選挙に再度落選



そして、51歳にして米国大統領、素晴らしいですね(^^)。