2011年もあと2週間となりました。

今週、「2011年の漢字」が発表され、「絆」と決定しました。

次点は「災」だったそうで、このマイナスの言葉にならなくて良かったと思います。

一方、ネット流行語大賞は、東日本大震災後に放送されたCMの言葉の「ポポポポ~ン」となりました。

「ポポポポ~ン」を耳にしながら、「絆」を意識する年となった残り少ない2011年を大切に過ごしましょう。

では、今週の業界注目ニュースです。

1. Zynga上場

世界最大のソーシャルゲーム会社であるZyngaが昨日ついに上場しました。

89億ドルのバリュエーションで10億ドルの資金調達を実現しましたが、株価の方は10ドルの公募価格に対して初値は11ドルと上回ったものの、9.5ドルで初日取引を終えました。

これによって、米国では昨今のネットバブルが終焉に向かうとの声も出始めています。

せめて、来年のFacebook上場まではもってほしいものです。

2. 未成年のスマホ利用

国内の未成年に対するスマートフォン利用調査によると、10代のスマートフォン保有割合は14%、利用目的はゲームが最も多いのですが、SNSも40%と多く、約半数の人がネット上で知り合ったフレンドがいて、その3人に1人がリアルで逢った経験があるそうです。

私も最近色々なスマホのアプリをダウンロードして利用していて感じるのですが、コミュニケーション機能があるもののユーザーには、中高生も少なくなく、簡単にコミュニケーションが取れてしまうのです。

そしてまた、彼らはiPodから使っている人達も少なくないことに驚きました。

3. メガネECサイト

ミスタータディというスタートアップ企業が、メガネに特化したコマースサイトの「Oh My Glasses」のクローズドベータ(招待制などで限定ユーザーに実際に使ってみてもらいながら不具合や意見を出してもらう正式公開へ向けた事前提供)を開始しました。

日本最大のメガネ産地である福井県鯖江市のブランドを中心に20ブランド、800点を扱うそう。

ミスタータディは、以前の『hirog』に書いた元ngi groupの渡辺洋行氏が立ち上げた独立系VCである 「B Dash Ventures」などから資金調達をしています。

世界的にはザッポスがシューズのECで大成功していますが、日本発のグローバルECサイトとなり得るか? 今後に注目です(^^)。

4. 漫画共有サイト

日本発でのグローバルサービスの可能性といえば、アニメや漫画という分野があります。

この分野で知る人ぞ知る勢いで伸びているのが「pixiv」。

「pixiv」は、素人同士のイラストの共有サイトで、月間360万人の訪問者がいるそうです。

PV(ホームページの閲覧回数)は29億で、これはFacebookよりも多く、既に日本で12位となっています。

現在2,200万のイラストがあり、日々2万を超えるイラストがアップされているということで今後の成長が期待できます。

5. 秀逸アプリ

1)Flipboard

これまでiPadで提供され、話題となっっていた「Flipboard」の待望のiPhone版がついにリリースされました。

あちこちのニュースを集めて新聞風に見せてくれるサービスに「paper.li」がありますが、この「Flipboard」は、いわばマガジン風リーダーアプリ。

Facobookやツイッターなどのソーシャルメディアの投稿が、雑誌感覚でとてもキレイに見れます。

自分もダウンロードして使ってみましたが、Facebookでは大したことがない写真でも、これで見るとなぜかかっこよく見えるから不思議です(^^)。

iPhoneアプリがわずか一週間で100万ダウンロード達成したこのアプリは使ってみる価値有りです。

2)Path

クローズド写真共有アプリの「Path」は、その創業者がアップル出身でFacebookのプラットフォームをマネージャーだったこととそのコンセプトから、シリコンバレーで一時期かなり話題となったサービスですが、その後アクティブユーザーは増えずに話題にのぼらなくなっていました。

ところが先日のブログで少し触れたように大幅リニューアルをとげ、写真以外のものも共有できたり、より多くの人達の間で楽しめる、新しいサービスに生まれ変わりました。

何より素晴らしいと思ったのは、斬新なインターフェイス。

アプリ開発の最先端を行っている気がします。

6. color

「color」は、ある意味Pathと同様、プレリリース(サービスが世の中に出ていない)の段階で41百万ドルもの多額の資金調達を成功させ、メディアの話題をさらったサービスですが、結局ユーザーに総スカンを食った形となっていました。

その「color」が全く形を変えて、別のサービスとして再スタートしました。

30秒の音声無し映像を共有するというもの。

前回の反省をもとに、クローズドで意見を吸い上げているようですが、個人的に見てみたら微妙です。。。(^^:)

7. 米国スマホアプリ事情

米国のスマホに関する調査によると、米国のモバイルプラットフォームには既に100万を超えるアプリがあり、iPhoneが54.7%、androidが35.5%を占めているそうです。

アプリの課金状況は以下の通り。

・無料アプリ:45%

・1ドル未満の有料:22%

・1ドル以上3ドル未満:17%

・3ドル以上:16%

アプリ提供者の71%は1個しか提供してないそうで、アプリディベロッパのトップ50でも全アプリの5%しか占めていませんでした。

8. 国内スタートアップ資金調達

1)地域限定チャットアプリ

ネットエイジがインキュベートしたスタートアップであるオーシャンズがJAFCOとGMO系のVCから1億円の資金調達をしました。

同社は、地域限定のチャットアプリである「Eyeland」を提供しており、4ヶ月で20万ダウンロードされています。

自分もダウンロードしてみましたが、暇つぶしに使えると思ったものの、出会いサイトになる可能性が高いと思いました。

2)電子書籍スタートアップ

電子書籍のスタートアップである「NEXTBOOK」が1億2100万円の増資を実施しました。

同社は2010年7月のスタートアップですが、異例なのは経営者が50代のベテランであること。

最近は学生ベンチャーなど、若い人達の起業がメジャーになりつつありますが、ベテラン陣にも頑張って欲しいと思います。

9. ソーシャルランチ

KDDIが革新的なインターネットサービス企業を支援するインキュベーションプログラムとして始まった「KDDI∞Labo」、第1期の最優秀賞アプリが「ソーシャルランチ」に決定しました。

ソーシャルランチについては、以前の『hirog』で書きましたが、Facebookを利用して見知らぬ社外の人とランチを楽しめるサービス。この2ヶ月で15000人が登録し、500件のランチが成立したそうです。

今週、このソーシャルランチのiPhoneアプリ版が公開、来春には大学生向けバージョンも計画中とか。

10. ネクソン

以前の『hirog』で書いたとおり、韓国のネクソンが東証一部に上場し、979億円あまりを調達しました。

ただし、初値こそわずかに公募価格(1300円)を上回ったが、その後株価は下降、昨日は1,100円まで下げました。

11. 人気Androidアプリ

1)Any.DO

タスク管理アプリのAny.DOが、このジャンルのアプリとしては珍しく、1ヶ月のダウンロード数50万を超えたそうです。

ちょっと触ってみましたが、あまり使い方が分かりませんでした(^^;)。

2)Skitch

evernoteが買収したSkitch、提供わずか4ヶ月足らずで300万ダウンロードを突破しました。

使い勝手に優れた画像編集なアグロ共有アプリで、これを単独で使うこともできるほか、evernoteに記録することができます。

12. 事業譲渡

1)国内Q&Aサイト

「おけったー」を提供するオウケイウェイブが「Q&Aなう」の事業を買収することを発表しました。

別のメディアでは、ソーシャルファッションQ&Aサイトの「COODE」が「Yahoo!知恵袋」と連携のニュースがあるなど、Q&Aサイトでも再編が始まった模様です。

2)前略プロフ

楽天が、DeNAの球団買収阻止のため(DeNAのmobageが出会い要素があると指摘していた一方で自社で出会い要素のある前略プロフを運営していたのが都合が悪かった)撤退を表明していた「前略プロフィール」ですが、一部上場企業のザッパラスが譲り受けました。

13. Googleがレコメンデーションアプリを買収

Googleがスタートアップの「CleverSense」を買収しました。

同社は位置情報をベースに、お店などを推薦するローカルレコメンデーションアプリ「alfred」を提供しています。

14. NokiaWindows携帯

スマートフォンの普及で苦戦を強いられているNokiaが起死回生の策として考えているWindowsモバイル。

その第一弾としての「Lumina710」モデルを、なんとわずか50ドルで販売するというニュースがありました。

来年1月に米国の携帯会社であるT-Mobileを通じて提供するそうです。

15.新アプリ

1)Retty

5月にweb、10月にiPhoneアプリを出して来たソーシャルグルメサイト「Retty」が今週androidアプリをリリースしました。

このサービス、開始時に登録してみたら、勝手にツイッターやfacebookに書き込まれたのが気持ち悪くて、以降使っていないのですが、登録者はそれなりにいるようです。

2)Google goggles

このアプリは、日本人には馴染みが薄いのですが、もともとカメラで写真を取ると、データベースと照合してその対象物の情報を提供してくれるというサービスでした。

それがリニューアルして、カメラをかざすだけで(シャッターを切らなくても)、本やバーコードなどの情報が入手できるようになったそうです。

日本語版は無いのですが、便利そう。。。

3)Real+

Androidアプリの「Real+」がリリースされたというニュース(Techwave)がありました。

このアプリは、簡単に言うならカカオトークやlineなどのメッセージングアプリに絵文字をくわえたものだそうです。

以前の『hirog』で触れた「LOUNGE」に似てるのかもですが、Androidマーケットにも、同アプリを提供するREAL SAMURAI社のホームページにも記載がなかったのはなぜでしょう?(^^;)

16.その他

1)16歳の起業家

16歳の天才プログラマが、香港の財閥から25万ドルの資金調達して提供を始めた「summly」というアプリ。

web上のコンテンツを独自技術により、数百文字に要約してくれるあぷりだそうです。

2)Facebookタイムライン公開

9月のF8で発表されたプロフィール画面に、投稿内容がが年表形式で表示される「TIMELINE」が一般公開されました。

<番外編>

1.トムクルーズ娘の願い

俳優トムクルーズの一人娘のスリちゃん(5歳)は、10万ドルのプレゼントリストをサンタさんにお願いしたそうです。

品目はポニー、ダイアモンドのイアリング、お姫様ドレスなど。。。

しかも、それらを全部買ってあげる予定とか。

セレブと言えば、レディー・ガガの2011年の収入は70億円だったそうです。

いまだに、なぜ彼女が人気があるのか、私にはさっぱり分かりません(^^;)。

2.岡田監督が中国プロチーム監督

日本代表の前監督の岡田武史が、中国スーパーリーグの杭州緑城(Hangzhou Greentown FC)の監督に就任しました。

同チームの本拠地である「杭州」はホント良いところなので、羨ましいです。

年俸は明かされていませんが、コーチ6人の報酬が1億8千万とか。

3. プリンセス天功

2代目奇術師のプリンセス天功が、カンボジアのカジノホテルを買収して、GMに就任したというニュースがありましたが、驚いたのはこの共同オーナーの日本人が知り合いだったこと。

個人的にはカジノをやらないので、プリンセス天功の奇術を生でみたいです。

無料で宿泊させてくれるそうなので、カンボジア行きの目標ができました(^^)。