「Mobage」を運営するDeNAによるプロ野球球団「横浜ベイスターズ」買収の件は、今週の発表が見送られました。
課題は、球団名とオーナー会議の議決の2つ。
球団名については、広告効果を狙うDeNAが「モバゲー」という冠をつけたいのに売名行為と難色を示されていて、結果DeNAは妥協するものと思います。
オーナー会議では、特にIT業界のライバルでもある楽天が異常なほどの反対運動を行っています。
全会一致を求めたり、出会いサイトを運営しているとリークしたり。。。
実際楽天も「前略プロフ」という微妙なサイトを運営しているので人の事は言えない気もするので、最終的には楽天は折れるしかないでしょう。
なんとなく「IT企業で成功したら球団を持つ」というのがトレンドになりそうな気配です(^^;)。
さて、今週の注目ニュースです。
1. 中国のアンドロイドアプリマーケット事情
今週、たまたま中国のアプリ事情に詳しい方と話をする機会があったので、簡単に書き留めておきます。
中国で政府とGoogleの関係が微妙であることは一般にも知られていますが、中国ではAndroid Marketは一般には利用することができないため有料課金もできていません。
では、中国のユーザーはどうやってアプリをダウンロードしているのかというと、様々なアプリマーケットを利用しているのです。
中国では山寨携帯(海賊版)が人気がありますが、山寨携帯メーカーはOSに自由にアプリをプリインストールすることができるので、それぞれが任意のアプリマーケットを搭載しています。
他にもデザインハウスやチップメーカーなどが独自にアプリマーケットを採用していたりします。
具体的には、安卓市場(HiAPK)などが人気があり、ユーザーはこれらのサードパーティが選定・提供するアプリマーケットからアプリをダウンロードするのです。
中国国内の携帯メーカーも同様であり、最近ではQQを展開するテンセントがアプリマーケットをつくったので、今後はこれがポピュラーになる可能性があります。
つまり、中国でアンドロイドアプリ事業を展開しようと思ったら、GoogleのAndroid Marketにのせるだけでは全くダメで、独自の営業活動が必要になります。
ちなみに、iPhoneの場合は、App Storeが中国でも使われていますが、海賊版のマーケットやサイトもやはり存在しています(^^;)。
2. ディカプリオがIT企業へ出資
人気写真共有アプリを提供する、イスラエルのスタートアップである「mobli」が400万ドルの資金調達を実施しましたが、俳優の「レオナルド・ディカプリオ」が投資したというニュースが賑わっていました。
「mobli」は、フィルタリング(写真の加工)のほか、テーマ別に見せることができることが特徴でディカプリオのほかにも、パリス・ヒルトンが使うなどセレブファンが多いと言われています。
もちろん、有名人が投資したから成功するわけではないし、写真の分野は競合が多いので、勝負はこれからです。
3. ネットフリックス
米国のオンラインDVDレンタル大手であり、飛ぶ鳥を落とす勢いの「netflix」ですが、ここへ来てつまづいてしまったようです。
今週発表された第3四半期の決算発表後株価が急落しました。
業績はほぼ予定とおりだったのですが、値上げに反発したユーザーが80万人減少したため、業績予想を大幅に下方修正したのです(英国進出のための先攻投資も懸念材料)。
経営陣は値上げのとき、強気な発言をしていましたが、実際のユーザーの反応は厳しかったようです。
4. サムライインキュベート
飛ぶ鳥を落とす勢いと言えば、国内では榊原氏率いるサムライインキュベートの活動です。
11月1日に、天王洲にスタートアップインキュベート施設の「サムライスタートアップアイランド(SSI)」をオープンさせるほか、ファンドからの投資も加速しています。
今週だけでも、蔵書管理サービス「BookOcean」を展開するボーディングパスと、電子出版事業を展開するモバキッズの2社に投資をしています。
5. スマホアプリの数
先月末の時点での、AndroidMarketとAppStoreに登録されているアプリケーションはそれぞれ319,161本と459,589本だったそうです。
登録累計では、Androidが50万超、Appleが60万強と言われているので、これらの数字になるのは、途中で退場するアプリがあるためです。
Androidでは37%が何らかの理由で削除され、Appleの比率は24%と少ないそう。
Appleは審査も厳しめだし、アクティブユーザーが多いからのような気がします。
6. スポーツカーコラボ
最近は、ハードウェアもコラボが流行ですが、スポーツカーメーカーとのコラボも出て来ています。
今週は、米国のスマートフォンメーカーであるRIMがポルシェデザインの携帯を発表していました。
http://mashable.com/2011/10/28/porsche-blackberry-bold/
なかなかカッコイイ感じです。
つい先日には、ランボルギーニのノートパソコンも話題になっていました。
http://news.livedoor.com/article/detail/5848115/
小さい頃からランボルギーニファンの私ではありますが、さすがにPCは要らないかな。。。
7. 国内新規上場
今週は久しぶりにIT系企業2社の上場(共に東証マザーズ)がありました。
共に堅調なスタートを切っています(^^)。
1)ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス
名前が長いですが(^^;)、基本的には携帯やコンテンツのデバッグをしたり、ネットの監視をしたりするビジネスを展開しているIT企業です。
上場後公開価格を上回る株価で推移しています。
2)イーブックイニシアティブジャパン
電子書籍販売サイト「イーブック」を提供している企業です。
昨日は公開価格2.3倍で買い気配で終了する人気ぶりです。
8. DECOPIC
プリクラアプリとも言えるコミュニティファクトリーが提供する「DECOPIC」が、AppStoreの写真ジャンルでInstagramを抜いて一位になりました。
このアプリは10月19日にリリースされたばかり。
特徴は最初からアジアを中心としたグローバル視点に立っていて、英語はもちろん、韓国語、中国語も対応して、中国の最大手SNSである人人網や中郷版ツイッターである新浪微博にも投稿できるところです。
9. Klout
ソーシャルメディアの影響度を図る「Klout」がファイナンスを進行中との記事がありました。
バリュエーション(企業価値)は2億ドルで、3千万ドルの資金調達だそうです。
Kloutは、twitter、Facebook、Google+、LinkedInなどに対応していますが、先日はtumblrも対象としています。
10. Google Maps APIが有料に?
かつてより色々噂のあるGoogle MapsのAPI(乱暴にいうと、データを取って来て、あたかも自社サービスでデータを持っているように使えるもの)ですが、来年はじめごろからいよいよ有料になりそうです。
これはAPIを使っているサービスにとっては、死活問題になる可能性があると思います。
11.その他
1)SoundHound
音楽検索サービスを提供する人気アプリ「SoundHound」の数字情報が公開されていました。
スマホユーザーは5,000万人にも及ぶそうで、1日の楽曲検索数は400万あるそうで、昨年の10倍のペースなんだとか。
学生のとき好きだった洋楽の名前が思い出せずに、ダウンロードしてみたのですが、私の歌に問題があるのか、検索できませんでした(^^;)。
2)Codecademy
「Codecademy」は、その合成名のとおり、プログラム(Code)を勉強(Academy)するサイトです。
私は使ったことがありませんが、評判を見るとかなり良く出来ているようで、名だたるVCから2.5百万ドルの資金調達をしたそうです。
3)告白してくれるアプリ
イケメン男子が告白してくれるアプリがリリースされました。
この「イケメン週間」は、ミスター慶應・上智コンテスト2011ファイナリストの11人が日替わりで告白してくれるというアプリです。
以前から提供されている「美人週間」の女性向けバージョンとか。
これを使っている女性がいたら、ちょっと引いちゃいますけど(笑)。
<番外編>
1. 遺伝子から先祖データ
ナショナルジオグラフィックのプロジェクトで、自分の遺伝子からDNA分析により遺伝学上の祖先(辿って来た経路など)の情報を知ることができるというのがありました。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/genographic/project.shtml
どれだけ期待した情報が得られるのかは疑問ですが、個人的に興味有ります。
課題は、球団名とオーナー会議の議決の2つ。
球団名については、広告効果を狙うDeNAが「モバゲー」という冠をつけたいのに売名行為と難色を示されていて、結果DeNAは妥協するものと思います。
オーナー会議では、特にIT業界のライバルでもある楽天が異常なほどの反対運動を行っています。
全会一致を求めたり、出会いサイトを運営しているとリークしたり。。。
実際楽天も「前略プロフ」という微妙なサイトを運営しているので人の事は言えない気もするので、最終的には楽天は折れるしかないでしょう。
なんとなく「IT企業で成功したら球団を持つ」というのがトレンドになりそうな気配です(^^;)。
さて、今週の注目ニュースです。
1. 中国のアンドロイドアプリマーケット事情
今週、たまたま中国のアプリ事情に詳しい方と話をする機会があったので、簡単に書き留めておきます。
中国で政府とGoogleの関係が微妙であることは一般にも知られていますが、中国ではAndroid Marketは一般には利用することができないため有料課金もできていません。
では、中国のユーザーはどうやってアプリをダウンロードしているのかというと、様々なアプリマーケットを利用しているのです。
中国では山寨携帯(海賊版)が人気がありますが、山寨携帯メーカーはOSに自由にアプリをプリインストールすることができるので、それぞれが任意のアプリマーケットを搭載しています。
他にもデザインハウスやチップメーカーなどが独自にアプリマーケットを採用していたりします。
具体的には、安卓市場(HiAPK)などが人気があり、ユーザーはこれらのサードパーティが選定・提供するアプリマーケットからアプリをダウンロードするのです。
中国国内の携帯メーカーも同様であり、最近ではQQを展開するテンセントがアプリマーケットをつくったので、今後はこれがポピュラーになる可能性があります。
つまり、中国でアンドロイドアプリ事業を展開しようと思ったら、GoogleのAndroid Marketにのせるだけでは全くダメで、独自の営業活動が必要になります。
ちなみに、iPhoneの場合は、App Storeが中国でも使われていますが、海賊版のマーケットやサイトもやはり存在しています(^^;)。
2. ディカプリオがIT企業へ出資
人気写真共有アプリを提供する、イスラエルのスタートアップである「mobli」が400万ドルの資金調達を実施しましたが、俳優の「レオナルド・ディカプリオ」が投資したというニュースが賑わっていました。
「mobli」は、フィルタリング(写真の加工)のほか、テーマ別に見せることができることが特徴でディカプリオのほかにも、パリス・ヒルトンが使うなどセレブファンが多いと言われています。
もちろん、有名人が投資したから成功するわけではないし、写真の分野は競合が多いので、勝負はこれからです。
3. ネットフリックス
米国のオンラインDVDレンタル大手であり、飛ぶ鳥を落とす勢いの「netflix」ですが、ここへ来てつまづいてしまったようです。
今週発表された第3四半期の決算発表後株価が急落しました。
業績はほぼ予定とおりだったのですが、値上げに反発したユーザーが80万人減少したため、業績予想を大幅に下方修正したのです(英国進出のための先攻投資も懸念材料)。
経営陣は値上げのとき、強気な発言をしていましたが、実際のユーザーの反応は厳しかったようです。
4. サムライインキュベート
飛ぶ鳥を落とす勢いと言えば、国内では榊原氏率いるサムライインキュベートの活動です。
11月1日に、天王洲にスタートアップインキュベート施設の「サムライスタートアップアイランド(SSI)」をオープンさせるほか、ファンドからの投資も加速しています。
今週だけでも、蔵書管理サービス「BookOcean」を展開するボーディングパスと、電子出版事業を展開するモバキッズの2社に投資をしています。
5. スマホアプリの数
先月末の時点での、AndroidMarketとAppStoreに登録されているアプリケーションはそれぞれ319,161本と459,589本だったそうです。
登録累計では、Androidが50万超、Appleが60万強と言われているので、これらの数字になるのは、途中で退場するアプリがあるためです。
Androidでは37%が何らかの理由で削除され、Appleの比率は24%と少ないそう。
Appleは審査も厳しめだし、アクティブユーザーが多いからのような気がします。
6. スポーツカーコラボ
最近は、ハードウェアもコラボが流行ですが、スポーツカーメーカーとのコラボも出て来ています。
今週は、米国のスマートフォンメーカーであるRIMがポルシェデザインの携帯を発表していました。
http://mashable.com/2011/10/28/porsche-blackberry-bold/
なかなかカッコイイ感じです。
つい先日には、ランボルギーニのノートパソコンも話題になっていました。
http://news.livedoor.com/article/detail/5848115/
小さい頃からランボルギーニファンの私ではありますが、さすがにPCは要らないかな。。。
7. 国内新規上場
今週は久しぶりにIT系企業2社の上場(共に東証マザーズ)がありました。
共に堅調なスタートを切っています(^^)。
1)ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス
名前が長いですが(^^;)、基本的には携帯やコンテンツのデバッグをしたり、ネットの監視をしたりするビジネスを展開しているIT企業です。
上場後公開価格を上回る株価で推移しています。
2)イーブックイニシアティブジャパン
電子書籍販売サイト「イーブック」を提供している企業です。
昨日は公開価格2.3倍で買い気配で終了する人気ぶりです。
8. DECOPIC
プリクラアプリとも言えるコミュニティファクトリーが提供する「DECOPIC」が、AppStoreの写真ジャンルでInstagramを抜いて一位になりました。
このアプリは10月19日にリリースされたばかり。
特徴は最初からアジアを中心としたグローバル視点に立っていて、英語はもちろん、韓国語、中国語も対応して、中国の最大手SNSである人人網や中郷版ツイッターである新浪微博にも投稿できるところです。
9. Klout
ソーシャルメディアの影響度を図る「Klout」がファイナンスを進行中との記事がありました。
バリュエーション(企業価値)は2億ドルで、3千万ドルの資金調達だそうです。
Kloutは、twitter、Facebook、Google+、LinkedInなどに対応していますが、先日はtumblrも対象としています。
10. Google Maps APIが有料に?
かつてより色々噂のあるGoogle MapsのAPI(乱暴にいうと、データを取って来て、あたかも自社サービスでデータを持っているように使えるもの)ですが、来年はじめごろからいよいよ有料になりそうです。
これはAPIを使っているサービスにとっては、死活問題になる可能性があると思います。
11.その他
1)SoundHound
音楽検索サービスを提供する人気アプリ「SoundHound」の数字情報が公開されていました。
スマホユーザーは5,000万人にも及ぶそうで、1日の楽曲検索数は400万あるそうで、昨年の10倍のペースなんだとか。
学生のとき好きだった洋楽の名前が思い出せずに、ダウンロードしてみたのですが、私の歌に問題があるのか、検索できませんでした(^^;)。
2)Codecademy
「Codecademy」は、その合成名のとおり、プログラム(Code)を勉強(Academy)するサイトです。
私は使ったことがありませんが、評判を見るとかなり良く出来ているようで、名だたるVCから2.5百万ドルの資金調達をしたそうです。
3)告白してくれるアプリ
イケメン男子が告白してくれるアプリがリリースされました。
この「イケメン週間」は、ミスター慶應・上智コンテスト2011ファイナリストの11人が日替わりで告白してくれるというアプリです。
以前から提供されている「美人週間」の女性向けバージョンとか。
これを使っている女性がいたら、ちょっと引いちゃいますけど(笑)。
<番外編>
1. 遺伝子から先祖データ
ナショナルジオグラフィックのプロジェクトで、自分の遺伝子からDNA分析により遺伝学上の祖先(辿って来た経路など)の情報を知ることができるというのがありました。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/genographic/project.shtml
どれだけ期待した情報が得られるのかは疑問ですが、個人的に興味有ります。