相変わらず暑い日が続いていますね。

私は部屋にいるときは冷房をつけていないので、溶けてしまいそうです。。。

さて、今週の注目ニュースについてご紹介します。



1. Google+が好評価

リリース以降話題が何かと耐えないGoogle+ですが、サービス開始後わずか2週間で登録者数が1000万人を突破、これはSNS系では最速の増加ペースだそうです。

興味深いのは株価への反応。

Google+をリリースしてからグーグルの株価は上昇し、第2四半期業績が好調だったこともあり、昨日の株価は一時600ドルを超え、Google+効果により時価総額はなんと400億ドル近くも増えたのです。

Google+を使ってみた人へのアンケート調査では、Facebookよりも好評価で乗り換えたいと思っている人が多いようですが、Google+に関心があるから使ってみたわけで、この少し偏った調査では傾向は見えないくいかなと思います。

日本ではまだ登録者数が少ないのであまりアクティブには使われていないです。

ちなみに、私も今週から使い始めてみていますが、Gmailを携帯でやりとりしたいためにアカウント同期をしているからですが、携帯で撮った写真が自動的にGoogle+にアップロードされちゃうのは、なんか不気味です。

もちろん、自分で「共有」ボタンを押さないと一般公開はされないのですが、自分の意思なくwebアルバムサービスである「Picasa」に自動的にアップされていくのは違和感がありました。



2. Cheerzオープン

ソーシャルレイヤーサービスである「Cheerz」の日本語版がリリースされました。

ソーシャルレイヤーサービスとは聞き慣れない言葉ですが、「Cheerz」は同じサイト(ホームページ)を見ている人同士でコミュニケーションが取れるというサービスです。

つまり、関心事項が共通している人たちをリアルタイムで結びつけるもの。

ありそうで無かったアイデアですが、イメージ的には同じテレビ番組を見ている人同士が、携帯でそれについてメッセージ交換しているような感じでしょうか。

かわいらしい感じにしあげていて、日本発なのに英語から始めていたところが興味深いです。

このサービスを提供している「klab」社の真田社長に「アイデアすごくいいけど、アダルトサイトとかきまずいサイト見てるときには知り合いに逢いたくないよね?」と言ったら、「そういうサイトを見るときだけ外してください(笑)」と返事が返ってきました。

皆さんも自己責任においてご利用ください。

http://www.cheerz.st/ja/



3. デジタル名刺サービス

業界的には大きなニュースではないのですが、個人的に注目したい案件です。

近くにいる人と名刺交換ができるモバイルアプリケーションのβ版が公開されたそうです。

「CardFlick」というiOS(iPhoneやiPad)向けのアプリケーションで、予め名刺の設定をしておけば、近くにいる人で同じく「CardFlick」を使っていて名刺交換が可能な相手が表示される仕組みで、名刺交換をした日時と場所が同時に記録されるうえに、相手が名刺情報を更新すると自動更新されるという優れもの。

あらゆるプラットフォーム(PCとかガラケーとかandroidとか)でも使えるようになれば普及が促進されるかも知れないですね。

http://cardflick.co/

個人的な話になってしまいますが、私の「生涯やってみたいテーマ」の中に「名刺を無くす」ことと「ポイントカードを無くす」というものがあり、そういう意味でこういったサービスはとても気になります。

資源の無駄で非効率的な名刺は無くなるのでしょうか?

それとも伝統は続く??



4. ストレージ系の増資

ファイルストレージサービスの「Dropbox」が資金調達準備しているというニュースがありました。

ちなみに現在計画している資本政策での同社の評価額(時価総額)は50億ドル以上だそうです。

また、ノート系サービスの「evernote」が5000万ドルの増資を実施したそうです。

このバリュエーション(時価総額)は明らかにされていませんが、10億ドル近いそうでバブってます。

ちなみに、このファイアンス(増資)において、Founder(創業者)などが一部キャッシュアウト(保有株式を売却して利益を得ること)しているそうです。

Grouponのときもそうですが、上場前のファイナンスで数十億円から数百億円のキャッシュを創業メンバーが手にするというのは日本では考えられません。

ずるい、逃げる、まじめに働かなくなる、道徳的にいかがなものか。。。などなど。

でもグローバル的に考えれば、きっと、日本が変なのだと思います。

経済的な不安が無くなる事で、謝ったジャッジをしなくなったり、優秀な経営者を外部から招聘して任せる、ということが実現できるようになる気がします。



5. リビングソーシャル

米国におけるクーポン共同購入サイトの二番手である「リビングソーシャル」が、IPO(上場)準備中で近く正式に提出するとのスクープがありました。

業界No.1で既にIPO申請を終えている「グルーポン」が200億ドルと言われていますが、同社は100億ドルから150億ドルレンジのバリュエーションを考えているそうです。

日本では「グルーポンジャパン」と「ポンパレ(リクルート)」が大々的な広告宣伝をしながら凌ぎを削っていますが、皆さんは利用されたことがありますか?

私は前職で、これらのクーポン共同購入サイトのポータルサイト(まとめたサイト)をやっていた関係で何度か利用したことがありますが、お安くクーポンを買えるところまではいいのですが、期間内に大量のクーポンを発行するため、予約が取れないなどの弊害があり、今では全く利用してません。

予約系じゃないものなら、単純に安く買えるからいいかな。。。と思います。

国内においては、共同購入クーポンは、地域化、業種特化が進んでいて、付加価値のあるクーポンも出て来ています。

例えば私の知り合いは、普段経験できないような「体験を買う」クーポンを企画してました。

私も「リウ・イーフェイ」さんとの食事会とかのクーポンなら是非買いたいです(笑)。



6. アップルアプリ値下げ

アップルが、Appstoreのアプリの値段を、3割ほど下げました。

これは円高に基づく措置で、ユーザーのお財布にとっては優しいのですが、アプリを提供している会社や個人にとっては、単純に収入が減るので影響があるかも知れません。

値段が3割下がったことで、ユーザーが3割以上増えれば、皆ハッピーなんですけどね。。。



<番外編>

1. なでしこジャパン決勝進出!

女子サッカーワールドカップドイツ大会において、日本が決勝進出を果たしました。

9日の準々決勝において、アウェイで、ここ数年負けなしのドイツに勝ったのが大きいと思います。

これで勢いにのった日本は、続く準決勝でスウェーデンに快勝しました。

延長戦など楽な勝ち方をしていきていないのですが、それが逆に油断を産んでいないので、是非決勝で前回ワールドカップ優勝国のアメリカに勝って欲しいです。

難点は、いつも試合が夜中(というか朝方)なので、リアルタイムで見れてませんが、月曜日の祝日も会議が入ってしまったので、日曜(月曜朝)の決勝をどうしようか真剣に悩み中です。

元サッカー少年としては、見ないわけいはいかないか。。。(^^;)

2. 中国語が必須科目に!?

スウェーデンの小学校において、中国語を取り入れる方向で検討されているそうです。

同国では英語は必須で、第二外国語としてはフランス語、スペイン語が学ばれていたようですが、世の中の大きな動きを見ているのでしょう。

今後、こういった流れは加速していくものと思われます。

日本もそのうち、中国語が必須になると個人的には思います。