数日前に、ネット業界で驚くニュースがありました。

日本国内で検索最大手のヤフージャパンが、検索エンジンをオリジナル(つまり米国ヤフー製)ではなくグーグルの技術を採用することを決定したのです。
さらに検索エンジンだけではなく広告システムもグーグルのものを使うとのこと。

興味深いのは、米国ヤフーがマイクロソフトと提携したのに対して、ヤフージャパンがマイクロソフトではなくグーグルを選んだことです。
米国では独占禁止法絡みでグーグルとの提携が実現しなかったという報道もありましたが、いずれにせよ、米国ヤフーはヤフージャパンの34.8%の株式を保有しているにもかかわらず、ヤフージャパンの独立性が保たれていること、そして名より実を取った証拠だと思います。

ヤフージャパンは、もともとは米国ヤフーとソフトバンクの合弁企業としてスタートしていますが、いまや米国ヤフーの利益も時価総額(米国ヤフー1兆7千億円に対してヤフージャパンは約2兆円)も上回っているのです。

この提携に対して、グーグルとの差別化、付加価値が薄れるのではないかという見方もありますが、見え方は異なると思いますし、ユーザーは、きっとそういうことは意識も気にもしていないと思います。

グーグルは、アジアでは苦戦していいます。

中国においては検閲の問題から事実上撤退したり、日本ではヤフーに勝てず、韓国でもネイバーから首位を奪えていません。

今回の提携が実現されれば、日本の検索エンジンの9割がグーグルのエンジンになるので、グーグルにとってみると大きな収穫だと思います。

日本の公正取引委員会は、この件に関して資本が絡まないこともあり、黙認する姿勢をみせているようです。