顔を表現するとき、普遍的に使われているものとしては「丸顔」、「細面」、「面長」などがありますが、時代によって色々な言い方があります。

私が小さい頃は「たぬき顔」「きつね顔」といった動物に模した言い方がありました。

80年代後半には「しょうゆ顔」とか「ソース顔」といった表現が流行りました。
「しょうゆ顔」とはあっさりとした日本的な顔で、特徴としては切れ長、鼻筋が通っている、顔が小さくて細いなどがあります。東山紀之や風間トオル、大沢たかおなどがこれに該当します。
「ソース顔」とは彫りが深く、濃い系の顔のことを指します。
錦織一清、阿部寛などがソース顔の典型とされていました。

しょうゆ顔は、今でいうとわりと「草食系」に近いかも知れません。

90年代後半には「イケメン」という言葉が生まれました。
これに合わせて「シブメン(渋いルックス)」「キモメン(キモイ顔)」「ブサメン(ブサイクな顔)」などの派生語もつくられました。
この頃から「ビジュアル系」というのもよく使われるようになりました。

00年代後半に流行った「ちょい悪」は記憶に新しいのではないでしょうか?
他に「ギャル男」みたいな表現もあります。

「イケメン」、「ちょい悪」は男性向けの用語ですが、同じく女性向けの表現としては、以下のようなものがあります。

・お姉系・・・ギャル系に呼応してつくられたギャルよりちょっと大人な女性。
・エロカワ・・・セクシーだけどかわいらしい感じ。
・キレカワ・・・綺麗とも可愛いとも取れる感じ。
・姫ギャル・・・ギャルだけど、見た目は姫っぽい仕上げ。
・ロリ系・・・幼い顔立ちもしくは少女的ファッション。
・アゲハ系・・・髪を盛っている。キャバクラの女性のイメージが近い。
・フェロモン系・・・色っぽいもしくはナイスバティ。

これらの表現は、顔自体というよりも、主に髪型、化粧、ファッションなどに重きをおいた表現になっています。

他に、「ツンデレ系(普段や初めはツンツンしているが、何かのときにデレデレといちゃつく)」や「癒し系(一緒にいて安らぐ、天然っぽい)」のような、性質から来る表現もあります。

数十年前には誰も想像もしなかった表現だと思います(笑)。

そして、また10年後には、これらの中で生き残る表現はわずかで、また新しい表現が生まれているでしょう。